第30章 アメリカの時間2
そうして、皆が眠る中…
カルマ「ん…
寝ないの?ケイト」
ケイト「あ…起きた?^^;」
カルマ「ふるふる(首横振る」
上半身を半分起こしたまま
星空を眺め続けていたケイトへ
カルマは話しかけていた…
ケイト「…カルマ…
本当に、ありがとう…
この左手を払われた時…
汚れたとか、謝れだとかさんざん言われたんだ…
それでも…
そんな手を、カルマは何食わぬ顔で
笑顔で、その右手で…包み込んでくれた…
それが…
たまらなく嬉しくってさ…
生きていて、申し訳ないっていうか…
そういう風に、生き続けてきた自分にとっては…
今はもう…天国以上なんだ(微笑」
カルマ「じゃあ、今からはもっと天国だね(微笑」
ケイト「え?」
カルマ「俺が、一生離さないから(にっ」
ケイト「!!」
カルマ「…ねえ、何も言わないの?」
ケイト「//…
私も、一生離さないよ//(微笑」
そう言いながら、手を引っ張るカルマに対し
逆に、カルマに抱き付くケイト…
カルマ「//(微笑」
それに対し…
同様に嬉しそうに微笑むカルマ…
そんな光景に…
律「ラブラブですね^^♪」
渚「眠れない…;(汗」
茅野「同じく…;(汗」
小声で話す三人の中
冷や汗をかく二人だった^^;
その後…
ケイト「カルマ…約束…
ずっと、一緒に…」
カルマ「うん(頷く&微笑」
ケイト「違うよ。右手じゃなくて、左手」
カルマ「?何で?」
ケイト「…特別な、約束だからさ…」
そう、うつむくケイト…
その脳裏には…
あの出来事が…よぎっていた…
↓詳細は506ページ参照
ケイト「私、大きくなったら結婚するでしょ?
その時…
結婚式で、隣歩いてね!^^//」
悟「!…
ああ(微笑)
絶対に歩くよ^^」
ケイト「ぱぁ)じゃあ約束!^^
絶対だよ!絶対だからね?^^(にっこにこ」
そう、左手の小指を差し出すケイト…
悟「微笑)ああ。約束だ^^」
それに対し
悟は笑いながら、その小さな指を
自身の左手の小指へと絡め、約束した。
その後…
残ったのは…
ケイト「…約束…したじゃんか…(うつむく」
大雨の中、傘もささず
墓前で呟く、ケイトの姿があった…