第30章 アメリカの時間2
そうして、車での道中…
車の中で
ケイトは…
自分の左手を広げ、見つめていた…
すると…
カルマは、それを
左側から優しく、微笑みながらそっと握ってくれた…
ケイト「!!」
カルマ「…(微笑」
それに対し、驚きながら
カルマのいる左方向を見ると…
笑顔で、笑いながら
愛おしげな瞳を向けてくれていた…
ケイト「…^^」
それに、思わず
ケイトは笑った…
嬉しくて…
たまらなくて…
そして、それを解っているかのように
カルマ「^^」
満面笑顔を浮かべ、ケイトへ向けてから
微笑みながら、外を見つめるカルマ。
そんな中…
小さい、泣きじゃくる自分と向き合い…
それに対し…
笑顔で、手を差し伸べた…
『大丈夫…
もう、置いて行かない…
ずっと、大好きだよ^^
だから、行こう(微笑』
「ぱぁ)うん!^^(頷く」
『前を向こう、一緒に居よう…
様々な時も、共に…(微笑』
そんな想いと共に、繋がれた手と手…
『もう二度と、離したりはしない…』
そんな誓いの現れのように…
カルマとケイトは、共に手を繋ぎ続けていた…
過去の自分とも…
泣いていても、辛くても、痛くても…
『大丈夫…大好きだよ^^』
そう言ってくれた、両親や祖父母と…
その…自分自身の想いと、共に…
そうして…
ケイト「大好きだよ、学兄さん(微笑」
学「!」
ケイト「渚も、カエデも、律も、殺せんせーも…
カルマも…
皆、大好きだよ^^」
微笑みながら言い
最後に、満面の笑みを浮かべる…
今が、とても幸せそうに…
嬉しそうに…
過去の自分が、笑っているようにも見えた…
全てが今、一つと繋がり…
想いと繋がり…
全部ひっくるめて
全部が大好きだと、笑っていた…
その理由は…