第29章 アメリカの時間
まるで…よく頑張ったとでもいうかのように…
ケイト「家族以外の人って言ったら
竜馬みたいないい人もいたけど…
一方的にいじめ続けてくる人もいて…
私を人格的に全面否定する人もいて…
言葉の刃物で、嫌ってほど傷付けられて
行動でも、嫌ってほど傷付けられて
自分って存在を殺そうとして…
怖いって思いと、嫌な思い出ばかりだった…
そればっかりでっ;
気を張り詰めていないと、やられそうでっ;;」
カルマ「本格的に泣きだしたね)…ケイト」
ケイト「大丈夫…
それでもっひく
ずっと…頑張り続けてきたから…
っ…;(息をのむ)
皆にっ、会えた…
カルマに、また会えたっ;
だから…ありがとう;
助けてくれて
こんな自分を大事に想ってくれて;
第二の家族のように感じて、想わせてくれてっ;
傍に居てくれて…
本当に…ありがとうっ;;」
しゃっくりをあげながら
嗚咽をあげながら言うケイトに対し…
皆は、さも当たり前のように笑っていた…
カルマ「だから礼を言うのはこっちだって
くどいから先にプール行くよ?」
ケイト「にゃ!?;」
渚「大丈夫だよ。皆、同じこと想ってるから(微笑」
茅野「二度頷く)そうそう^^」
律「ケイトちゃん(微笑)
安心して、一緒に遊びましょう!^^」
そう言い出す人達に対し…
ケイト「…(微笑」
呆気にとられた顔から…
笑みがこぼれ出る
ケイト「ああ…そうしようか…
せっかくの、快晴の空なんだしさ!^^」
そう笑うケイトに対し
各々は頷き、進んでいく…
カルマ「さぁ~てと、投げられたことだし
今度は俺がケイトを投げようか、なっ!!」
ケイト「え!?;」
どっぼぉーん!!!!
いきなりプールに投げ出され
ざばっ!!
ケイト「何すんの!;
ってわっ!!;」
どっぼぉーん!!
そうケイトが叫んだ直後
上から覆い被さるように飛び込むカルマ
それに対し…
ワイワイと言い合いながらも…
それでも…
その顔は、笑顔に包まれていた…
爽やかな、明るい満面の笑みに…