第29章 アメリカの時間
ケイト「はあっはあっ」
未だ、青ざめて震えたまま
必死に離れていこうとするケイト…
だが…
渚「そう…だったんだ…」
茅野「…今は、近付かない方がいいんじゃ…」
そう言った矢先…
カルマ「…」
ずかずか
ケイト「ひっ!うっ!;(青ざめ&激しく震え」
ずんずん迫ってくるカルマに対し
恐怖のあまり
青ざめながらも、なお一層激しく震え
必死に逃げようとするケイト
だが、その直後…
逃げられる前に、思いっきり抱きしめた
ケイト「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!;」
それに、叫びながら
必死に抜け出そうとするケイト
だが…カルマは
離さず、必死に繋ぎとめようとしていた
ケイト「やあああああああ!!!;
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!;;」
両目から涙を流しながら首を横に振って嫌がり
終いには、その腕に噛み付いた
カルマ「っ…」
その痛みに、顔を歪めるが
離さずにいた…
ケイト「ふーっ!!;ふーっ!!!;;
!」
両目から涙を流しながら
とても辛そうに、逃れようとするケイトに対し
カルマ「…大丈夫…
俺は…あんな奴等とは違う…
あんな奴等は、もういない
これから先…
そういう奴等にまた、会ったとしても…
たとえ、どれほど狙われたとしても…
俺が、護るから…
どんな風になっても
暴れてもいい…
俺がずっと、傍に居るから…
ずっと、護り続けるから…
だから…大丈夫
俺が一生、護り抜くから(微笑」
そう言いながら
驚きで、腕から口を離したケイトの顎をあげ
その口に、唇を重ね合した…
その闇に、もう捕らわれないで欲しい
そんな願いと共に…
後ろから抱き締められるだけで傷付く
過去のひどい傷が、治って欲しいという想いと共に…