第29章 アメリカの時間
渚「カルマ君、大丈夫なの?」
カルマ「ん?
うん(微笑)
10mの深さのプールに運良く落ちてさ
思ったよりも、全然平気だった(微笑」
そう話し合う二人だったが
茅野「ケイトちゃん…」
ケイト「はっ…はっ…」
恐れている
怯えているかのような瞳を向けるケイト
それに、手を差し伸べるも
ただただ後ろに下がっていこうとするばかりだった…
カルマ「…もしかして…
何も言われずに
急に、後ろから抱き締められるのって
トラウマだった?」
律「可能性は高いと思います」
渚「せめて話でも聞かないと;」
ケイト「っ;うっ;」
そう言いながら、両手で頭を抱え
涙がこぼれ出していった…
その時…
僅かだが、伝わってきた…
幼い頃…
ケイト「~♪~♪」
花や動物に見入っていた
そして、上機嫌に歌を歌っていた時…
「掴まえた」
ケイト「!!??」
「こいつで間違いないんだよな?」
「当たり前だろ。
おら、暴れんな!!」
ばきっ!!
ケイト「ひっ;うっ;
やあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!;」
「うるせぇ!!;暴れるな!!;」
ケイト「いやあ!!;いやああああ!!!;
放してええええええええええええええええ!!!!!;」
「へっ。
やっぱり、抱えていたら大人しいもんだ(微笑)
このままこいつを連れ出せb
ばきぃっ!!
悟「俺の娘に手を出すな(睨み」
その直後…
悟がやってきて、助け出された。
だが…
いじめられていた時…
急に、後ろから羽交い絞めにされた…
そして…
ケイト「いやあああああああああああああああ!!!!;」
にんげん…
いや…
たすけて…
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!;
そんな意識が、流れ込んできた…
と同時に、四人は
その思念を受け取り、理解したのだった…