第29章 アメリカの時間
そうして…
マイアミビーチにある、自身の家へとようやく着いた…
その頃には、現地でいうと
夜は明け、朝だった…
ケイト「ふあぁ~;」
カルマ「ケイト…気付いてる?」
ケイト「何が~?」
カルマ「…他人の過ちをも、自分の過ちとして
正しい目的のみを達成していく厳しさが
ケイトにはあるんだって事…
それが、本当に美しくて…
その姿勢自身が、美徳なんだって事(微笑」
ケイト「?;さっぱりわからん;(首傾げ)
私にとっては、それが普通でやるべきことだ」
カルマ「ふっ…
そういう所に惚れたんだよ…他も全部さ(微笑)
だから…
約束してくれない?」
ケイト「何を?」
カルマ「これから先…
何があっても、自分らしくいてくれるって事(微笑」
そう言いながら微笑み、ケイトの頭を撫で
胸に引っ付けるように、引き寄せた。
ケイト「?;
(よく解んないけど…
カルマが、そういうんなら…)
いいよ(微笑)
その代わり、カルマもだからね^^」
カルマ「…うん(微笑」
そう言いながら、愛おし気に
優しい目をしながら微笑み、頭を撫で続ける…
そんなカルマに…
ケイト「あの…//
流石に、ずっとやられるのは恥ずかしいよ//;」
冷や汗ながらに
頬を赤らめながら、おずおずと言った…
カルマ「んー?
ケイトが悪いんでしょ?
こんなに人を心酔させるから^^//」
少し照れくさげに言いながら
カルマは満面の笑みを浮かべた…
ケイト「//…私も同じだよ…
全幅の信頼を寄せてるから(微笑」
そう目を瞑りながら微笑み
ケイトは、カルマの胸へと顔をうずめる…
それにカルマは、心なしか
とても安心したような、嬉しそうな満面の笑みを浮かべ
カルマ「^^
…ケイト、こっち向いて(微笑」
ケイト「え?」
そう上を向いた直後…
『愛している』
そんな想いと共に
カルマはケイトの唇へ、自身の唇を重ねた…
それは…
『互いに、全幅の信頼を寄せ合っている』のだという事は…
もう、言わなくとも伝わっていて…
通じ合っていて…
それが、とても嬉しくて…
気が済むまで…ずっと続けていた…
とても安心すると同時に
愛に満ち満ちた表情を浮かべ、微笑みながら…