第29章 アメリカの時間
誰もが、傷を抱えて歩いている。
それでも、誰かがいるから支え合える。
人は、一人では生きていけない…
そう、強く感じ入りながら…
二人は、満面の笑みを浮かべ
互いを離さぬよう、ヒシィッと抱き締め合うのだった…
律「あの二人…
太陽よりも眩しいですね^^」
渚「頷く)うん^^;
(でも…困ったことに…
これじゃあ、入れない…;」
それを見ながら
微笑んで話す律に対し
苦笑ながらに話す渚だった…
そうして…
最終的に
そんな二人を見て、微笑む皆であった…
その数分後…
律「ケイトさん
弱冠10歳でプロと契約し、王者となった感想が
今も衝撃的だと残っているのですが」
ケイト「げっ!;
NBAじゃない方の記録、まだ残ってたの!?;」
殺せんせー「やはりプロだったんですか!?;」
ケイト「…実は…
球技大会の時、否定したけどさ…
見込みがあるってことで
プロの人たちに教わってたんだ…
で、練習試合だって
毎日してもらってて…
それから後に、解ったんだ…
プロ相手に、本物の試合やってたってさ…;
12歳で、NBAと練習みたいな形で試合させられて
日本に渡るために、チームに入ってなかったから
自分一人でのしたけど…
逆に脚光浴びちゃって…;」
律「それで、咄嗟に出てきた言葉が…
I will not lose anymore.
私は、もう二度と負けない。
だったのですね(微笑」
ケイト「だってさぁ…;
それ以外、思い浮かばなかったんだ;
逃げてきたようにも感じる。
それでも、違うっていう思いと
そう言い切れないって部分があって…
結局…
自分にも人にも負けたくない…
そんな想いから、言ったんだろうな…」
渚「そりゃプロの人なら勝てるよね;」
茅野「わざわざ大暴れしまくってたのも
ハンデでのつもりだったんだ…;」
だが…
ケイト「え?
あれはありのままだぞ?(きょとん」
渚&茅野『ありのまま!?・・;』
カルマ「っぷw
あっはっはっはっ^^
人を笑わせる達人だよね、ケイトって(微笑)
じゃあ、挨拶しに行こうか^^」
そうして…
四人は入っていった…