第29章 アメリカの時間
ケイト「実はね…
このグローバル・エクスプレスは
母さんが景品で当てたんだって^^」
茅野「へぇ~。
ケイトのお母さんって、凄いもんね^^
白と青のラインがカッコいい~!^^」
ケイト「二度頷く)うんうん!^^
でも、置き場所に困ってたんだけど
使わない時は預かっててくれるっていってくれたんだ(微笑」
茅野「そうだったんだ」
そう笑いながら話し合う二人に対し…
ひたひたと近付いてくるカルマ…
渚「…;
(何する気なんだろ…;」
そうして…
ケイト「正確には
ボンバルディアBD700グローバルエクスプレスって言って
航続距離が11390㎞なんd
ごぉん!!
ばたん…
ケイト「ピヨピヨ)…あ…う…」
カルマはケイトを後ろから殴った!
ケイトはヒヨコを出しながら気を失った!
『…;
(いやだから!;
何でドラクエ風!!??;』
渚「何やってんのカルマ君!!;」
カルマ「いや、こうすれば黙るって意味^^」
茅野「そういってる場合じゃないッたら!;」
カルマ「大丈夫だって。
始祖神の力を持ってるんだから
これぐらいで伸びたりは…(ちらっ」
だが…
動かなかった…
渚「ケイトちゃん?;」
殺せんせー「ただの脳震盪です。
寝かせていれば治るでしょう。
それにしても…
この機体はいいですねぇ(微笑)
微動だに揺れもしない」
律「改良を重ねていたようですね。
ケイトちゃんの母親
ソフィアさんの父親は、エヴァンさんといい
そのエヴァンの父親のロッズは、航空会社に勤め
趣味はバスケットボール。
そのエヴァンの母親のセレナは、カナダ人で
飛行機を作っていた人でしたので」
殺せんせー「なるほど。
改良に改良を重ねたのが、この飛行機…
ですが、なぜ景品に?」
律「一方的に子孫に受け継ぐにしてはでか過ぎる。
そう判断し、公平に受け継げるようにしたのでしょう。
チャンスを与え、誰にも文句を言わせないように…
ソフィアさんの強運を信じて」
殺せんせー「なるほど。
つまり…
今、こうして乗れているのはソフィアさんのおかげですね」
そう納得する中…
本当に大丈夫なのだろうか…;
そう、三人から心配されるケイトだった;