第28章 安らぎの時間
そういった
小さな幸せな一時…
後々、それを見た皆から
散々冷かされるとは、当時に気付きもせずに・・;
その後…
夕方まで、ぐっすりと眠りにつくのだった…
それから…
体育着に着替えて、外に出てみると…
ケイト「律、あれって何?」
律「殺せんせーが戻った時に殺せるようにと
烏間先生自らが指揮を取って作らせています。
コンクリートの中に
対先生弾と殺せんせーを、鉄板で固めた物を入れ
周りを殺せんせーの苦手な水で囲う作戦だそうです。
帰ってからずっと指揮を取ってます」
ケイト「もしかして、烏間先生寝てないの?」
律「はい」
ケイト「凄いな、それ;
後で料理ふるまわないと;」
「俺達も十年後、烏間先生みたいになれるのか?」
そう思った瞬間、コンクリートが爆発した。
「爆発したぞ!」
「殺やれたか!?」
そんな声があちこちから飛び交う。
…だが、結果は見えていた。
殺せんせー「先生のふがいなさで苦労させてしまいましたね。
ですが、皆さん。
敵と戦い、ウイルスと戦い、本当によく頑張りました」
律「おはようございます、殺せんせー」
渚「やっぱ先生には触手がなくちゃね」
そこには…
いつもの姿にアロハシャツを着た殺せんせーがいた。
殺せんせー「はい、おはようございます。
では、修学旅行の続きを楽しみましょう」
「続きって、もう夜だぜ。明日には帰るし」
「一日損した気分だよね~」
殺せんせー「いえいえ、夜だからこそいいんです。昨日の暗殺のお返しに、スペシャルなイベントを用意してます」
そう言って、殺せんせーは得意の早着替えで、服を着替える。
白装束に。
殺せんせー「夏休み旅行特別企画!納涼!ヌルヌル暗殺肝だめし!」
『あ、暗殺肝だめし?』
全員が声をそろえて言う。
殺せんせー「先生がお化け役を務めます。
もちろん暗殺OKです。
暗殺旅行の締めくくりにはいいでしょう。
ちなみに、男女ペアで行ってもらいます」
肝試しと暗殺を組み合わせたのか。
ケイト「殺せんせーにしてはいい案だね、
いっつも裏があるのに(きっぱり」
『言い切り過ぎ!;』