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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第28章 安らぎの時間




その言葉に…

その涙に…


カルマ「大丈夫だよ…

もう、離さないから…


ずっと、束縛なんて

嫌がられるだろうって思ってた…


それでも、ケイトがいいのなら…


俺は、ずっと離さない…


何があっても、傍に居続けるから…


だから…

そんなに泣く必要はないよ。


これからは、ずっと相部屋だから…

片時も、一瞬も離れない…


だから…

そんな不安そうな顔をしないでいいんだよ…


ずっと……

一緒だから(微笑」


そう微笑みと共に

そのケイトの涙をぬぐいながら、見つめるカルマに…


ケイトは…

嬉し泣き以外、何も出来なかった…


涙と共に、震えが止まらない…


最も大切だったものを失い


二度と、触れることさえも話すことさえもできなかった…


伝えることさえも、出来なかった…


愛していると想いでさえも…



それでも…

今、こうして伝え合うことが出来る…


それこそが…

何よりの幸せなのだと…


最も思いが通じて欲しい人と


想いを酌み交わし合い、

手放したくない温もりを感じていられる…


それこそが…宝物なのだと…


そう感じ入りながら…


「ありがとう」


その言葉と共に、抱き締め合う…


もう、離れていかないように…

もう二度と、失わないように…


必死に、離すまいとしながら

確かな愛と共に、抱き締め合う…


それは、どこまでも尊く

誰にでも言える、最も『大切なもの』であった…



ケイト「カルマ…

一生、一緒だよ^^//」

そう、嬉しそうに答えるケイトに


カルマ「当然^^//」

そう

カルマもまた、嬉しそうに答えた。


そうして…

かんかんと照る太陽の日差しのもと


二人は、想いを紡ぎ合おうとするかのように…


唇を重ね合わせた…



生き返って欲しいという

哀しみと共に、された昨日のものとは違う…



確かな温もりと、優しさと、嬉しさと…

温かな想いと共に、繋がり合う……



今までの時と、思いと共に…


互いの心を、交わし合い

重ね合わす、二人であった…

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