第28章 安らぎの時間
そして…
その温かさに触れて、目に涙がにじむ…
ケイト「…(ジワッ)
…ありがとう(涙目&微笑)
…私も、カルマの笑顔が見たい…
カルマの、その温かさに
ずっと…一生、触れ続けていたい……
これからも、一杯迷惑もかけるし
嫌な思いも、味あわせることになると思う…
それでも…いいのかな…
それではねのけられた、こんな自分が…
カルマの傍に居ても…いいのかな?;(涙」
そう、ぽつりぽつりと
言葉を…想いを紡ぐように呟かれる言葉…
それに伴い、零れ落ちていく涙…
それらは…
どれほど、真剣に向き合っているかを表していた…
カルマ「どれだけ迷惑をかけられようが
どれだけ嫌な思いを味合わされようが…
俺は、一生ケイトを愛し続けるよ…
どんなことがあっても
俺はケイトと一緒にいたいし、離れたくなんかはない…
だから…
居たらダメなんてことはないんだよ…
そのおかげで、なり得ているものもある。
学さんが、救われたこととか…
俺が、俺でいられることとかさ…
でも、それ以前に…
俺が、傍に居て欲しいんだ。
他でもないケイトに…
俺が、世界で一番惚れたケイトに…」
ケイト「カルマ…」
寺坂(のろけすぎだっつぅの;)
そう思い、いづらくなって去っていく寺坂と
その言葉に、心底嬉しそうに微笑むケイトと
間近に迫りながらも、微笑んで言い切るカルマ…
ケイト「私もなんだ…
この想いは、一生
どんなことがあっても、変わらない。
だからさ…
もっと、こうさせて…
ぎゅっ(抱き返す」
カルマ「!!」
ケイト「渚のいない世界なんて耐えられないって
あの試練の時に言ったけどさ…
一番耐えられないのは…
最も愛しているカルマがいない世界なんだよ……」
カルマ「!!」
ケイト「例え死んだとしても、離したくない…
もう二度と、手放したくなんかはない…
父さんと、母さんみたいに…
じっちゃんとばっちゃんみたいに…;;(ぼろぼろ」
そう、離れていく命と
死ぬまでの、永遠の別れを思い浮かべながら…
悲哀と共に、涙をこぼすケイト…