第27章 決着の時間
岡野「でもそれって
あいつの命令に逆らったってことだよね?
金もらってるのに、そんなことしていいの?;(汗」
ガストロ「アホか。
金で何でも動くのがプロだと思ったら、大間違いだ。
この際だ。テメーらにも言っておく。
俺達殺し屋は金で雇われ、仕事をする。
だから、依頼人の意に沿うように最善を尽くす。
だが、ボスはハナから薬を渡す気は無かった。
カタギの中学生を大量に殺した実行犯になるか、
命令違反がバレて、プロとしての評価を落とすか。
どちらか俺らの今後にリスクが高いか、
冷静に秤にかけただけだ」
スモッグ「その栄養剤を患者に呑ませて寝かしてやんな。
そうすれば、次の日には元気百倍だ」
『アフターケアも万全だ!;)…』
そう思う中…
烏間「信用するかは
生徒達が回復したのを見てからだ。
事情も聞かねばならないし、暫く拘束させてもらう」
ガストロ「しゃーねーな。
来週には次の仕事あるから
それまでには終わらせてくれよ」
ガストロたちがそう言い、降りてきたヘリに乗る。
そして、下に居た鷹岡の部下と鷹岡は拘束され連れてかれる。
殺し屋たちがヘリによって連れてかれた後、
程なくして俺達の迎えのヘリが来た。
ヘリに乗り込み、
すぐに皆が待つホテルに戻り、もう大丈夫なことを伝えた。
スモッグから渡された栄養剤を飲ませ、患者たちは安静に、
そうして…
ホテルで…
渚「あのさ…
さっき言ってた紛争って…どういうこと?;」
茅野「あ。それ、私も気になってた」
ケイト「あー。
随分昔の話なんだがな。
風月流格闘術を
完璧に身につけたって証明するために
紛争地域にほおりだされたんだ。
『紛争を終わらせるまで帰って来るなぁ!!(びしゃーん!!』
幼いケイト「何で!?;」
って感じでさぁ。
三歳から四歳まで、ずっと紛争地域にいたんだ」
磯貝「そういえば…
それから、紛争の数はめっきり減ったとか…;」
片岡「まさか…
今も紛争があれば、すぐに終わるのって…」
『ケイトが要因!?;』