第27章 決着の時間
まだ立ち上がらないまま
泣き止んでからも
ずっとケイトを抱き締め続けているカルマ…
ケイト「カルマ(微笑」
カルマ「?//」
それに対し、ケイトは
ケイト「愛してる^^//」
カルマ「!//(ぼんっ」蒸気が上がる
そう言いながら
カルマの頭を寄せるように抱き締め、キスをした
カルマ「お…//」
ケイト「お?」
カルマ「俺も//…愛してる//(ぷいっ」
ケイト「ぴき)^^」
恥ずかしさをごまかそうと顔をそらすのだが…
それに対して、僅かに笑顔ごと固まり…
ケイト「キャー!!!!//
何この可愛い小動物ーっ!!!!^^//」
むぎゅぅぅぅぅ~!!
カルマ「はあ!!!??;
俺は小動物じゃない!!!;」
ケイト「いいえ!あなたは小動物よ!!
私の、ただ一人の小動物よぉ~っ!!きゃあああ!!!^^」
思いっきり抱き着いてから
抱き締めたまま、その場でコマのように凄い大回転・・;
『興奮し過ぎだろ!!・・;』
渚「あの…
ケイトちゃん、ちょっと聴きたいんだけど;(汗」
ケイト「私のカルマは渡さんぞ!」
渚「いや、そうじゃなくって!!・・;
えっと…
あの人、誰?」
ケイト「ああ。
父さんと母さんを殺した、父さんの大親友の学さん^^」
『笑顔でさらりと凄いこと言った!!!!・・;』
片岡「ってことは…
あの人が、ケイトちゃんの両親の仇?」
ケイト「でもさぁ。
泥酔して、判断を鈍らされてた時に言われて
操られたみたいなんだよねぇ。
それで、今でもずっと苦しみ続けてる。
だからさ…
もういいんだ(目を瞑り微笑む)
過去は過去、今は今(遠い目)
おかげで、大事なことを知れたし
理解することも出来た。
言葉じゃ伝えきれないほどの
辛い経験があることで、今がどれだけ恵まれているのか
今が、どれだけ幸せなのかを痛感できる…
それでいいんだ。
相手も、自分も幸せであるためにも…
そう、ありたいんだ(真剣」
そう呟くケイト…
その目は…
とても遠くを見つめているように見えた…
まるで、遠くへ行ってしまった両親を…
祖父母を、見ようとしているかのように…