第27章 決着の時間
始祖神の力が…
意思が解放されたことによるものだった…
学(いつだって
奇跡を起こすのは、強い想いだな(微笑))
感心したように微笑みながら
それを見る学。
その光と共に…
ケイトの傷は、治っていった…
始祖神『今回だけだぞ…』
そんな声が響く中…
傷が全て治り、命が…
温かさが戻ってきた…
ケイト「……っ…」
そう、僅かながらに動くケイトに対し
カルマ「ケイト!!」
ケイト「…ん…(ぱちっ)
?…どうしたの?カルマ…
あれ?…何で私、倒れて
!?;
(何で胸に穴が!?;
このままだったら胸が見えて
カルマがかんかんに!!;」
起き上がったケイトは
そう不安げな顔をしながら、カルマを見ようとしたその時
ぎゅうっ!!
カルマが…
そのケイトを抱き締めた…
ケイト「え?…何?」
カルマ「よか、った…」
ケイト「?;」
カルマ「本当に…よかった;(涙震え)
ぐすっ…ひっく」
抱き締めながら、両目から涙を流して
嗚咽としゃっくりをあげるカルマ…
それに対し…
ケイト「…(ぱくぱく」
ケイトはただただあっけにとられて
口をパクパクさせていた…
茅野「よかった…(じわっ」
片岡「うん…(微笑」
それを見て…
微笑みながら、涙目になる皆…
だが…
当の本人は…;
ケイト「おのれぇ!誰がカルマを泣かせた!!
なんてうらやm
なんてことをしてくれたんだ!!」
『お前だ!!・・
ってかうらやましいってなんだ!?;』
ケイト「だって、カルマを泣かせられるなんて
大好きって事でしょ!?
あーあ;私もその人になり替わりたい」
『だからお前だっての!!;
わざとか馬鹿!!・・;』
ケイト「わざとじゃないったら!;
あーあ;
携帯持ってたら、写真にとって映像保存して
動画もちゃんと撮って、永久保護するのに;(溜息」
そう残念そうにつぶやくケイトに対し…
カルマ(なんか…
段々泣けなくなってきた…;)
当のカルマの涙は、自然と止まっていた…;
殺せんせー「ぬるっふっふっふっふっ。
想いが起こした奇跡…
見ていて、とても美しいものですねぇ(ピンク&微笑」
それを見ながら
殺せんせーは、嬉しそうに微笑むのだった…