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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第27章 決着の時間




ケイト「渚!竜馬!

ウイルスぐらい、私なら治せる。


ただし…

今はちょっと力を使い切っちゃって;


回復してから、いっぺんに治す!


今から、歩いてしか行けないけど

そっち行くよ。


それまでに、勝てよ(微笑)


お前なら、勝てるだろ?渚(にや」


その目は…

とても真っ直ぐで、明るくて…


渚「…(頷く」

それに対し…

微笑みながら、頷いた。


言葉は要らない…


その目で…

想いで、十分伝わる。


そう、例えても足りないぐらいの関係だと…

証明しているかのようだった…


ケイトが言い終わって、渚が頷いたと同時に

寺坂は体力の限界が来て倒れる。


「寺坂!?お前熱やべぇぞ!?」

「こんな状態で来てたんかよ!」

それに対し、吉田と木村が寺坂に駆け寄る。



寺坂「うるせぇ……

見るのはこっちじゃねぇ、あっちだ」


熱にうなされながら

寺坂は指を、渚の方へと向ける。


寺坂「やれ、渚。

死なねえ範囲でぶっ殺せ」


渚は上着のシャツを脱ぎ捨て、スタンガンを拾ったが

スタンガンは腰にしまった。


鷹岡「ナイフを使う気満々だな。

安心したぜ。


スタンガンは、お友達の義理立てと

忠告で拾っただけってことか」


そして鷹岡はズボンのポケットからなにかを出す。


鷹岡「一応言っとくが、

薬はここに3回分ほど予備がある。


渚君が本気で殺しに来なかったり、

下の奴等が俺の邪魔をしようものなら、こいつも破壊する」


岡野と千葉が助けに向かおうとしていたのがバレていた…

鷹岡「作るのに一ヶ月はかかるそうだ。

人数分には足りないが、最後の希望だぜ?」


そんな中…

ケイト「学さん、このまま聞いててくれ。

私は大丈夫だから、今のうちに去ってくれない?


安心してよ。もう大丈夫だからさ(微笑」


学「…わかった。


だが、せめて…

最後まで見させてくれ」


ケイト「わかった…」


そう、互いに小声で聞こえないよう


ヘリポートへ向けて、歩きながら

自然に見えるように気遣いながら話していた…

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