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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第27章 決着の時間




鷹岡「その意気だ!殺しに来なさい渚君!」

渚にリベンジしたいがために、鷹岡は治療薬を爆破した。


殺意をむき出しにする渚に対し


自分の思い通りになって

鷹岡は、狂喜の笑みを浮かべ喜ぶ。


「渚……キレてる」

「渚の奴、マジで殺(や)る気か!?」


そう思った時、渚の後頭部に何かがすごい勢いで当たる。


寺坂「チョーシこいてんじゃねーぞ、渚!」

投げたのは寺坂だった。


寺坂「薬が爆破された時、俺を哀れむような目で見ただろ。

他人の気遣いしてんじゃねーぞ!

ウイルスなんざ、寝てりゃ治んだよ!」


寺坂の言葉に、

全員が寺坂もウイルスに感染していたことに気付く。


寺坂「そんなクズでも殺したら殺人罪だ。

テメーは、一時の感情に任せて

百億のチャンスを捨てる気か!?」


殺せんせー「寺坂君の言う通りです。

その男を殺しても、何の価値もない。


それに治療薬についても、

下に居た毒使いが開発者なら彼に聞けばいい。


こんな男、気絶で充分です」


カルマ「そうそう。


第一、ケイトは

そんなこと喜ばないし

寧ろするなって言うよね?」

渚「!」


カルマ「だったら

怒りなんかに飲み込まれている場合じゃないじゃん」


寺坂と殺せんせーとカルマの言葉に

渚の殺気が僅かに弱まる。


鷹岡「おい、水を差すんじゃねぇ。

本気で殺しに来させなきゃ意味がないんだ。


このチビの本気の殺意を、屈辱的に返り討ちにして…

はじめて、俺の恥は消し去れる。


あの世で

せいぜいそわそわしながら見てろよ、化け物(黒い笑み」


そう、血を流しているのが見てとれる

ケイトを見てから、黒い笑みを向けながら渚へ言う鷹岡。


渚「くっ…(ぎりっ」

それに対し、渚は怒りと共に

歯ぎしりしながら、見つめ返していた。


カルマ「なーに言ってんの?

ケイトなら、全然大丈夫そうだよ?(微笑」


鷹岡「?何言ってやがる。

あいつはもう死んだんだ!!」


そう、血みどろのケイトを指さし

目を血走らせながら叫ぶ鷹岡。


それに対し…カルマは?

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