第27章 決着の時間
ケイト「だから…
大好きだよ^^
本当に、ありがとう^^」
その言葉の直後、学は風に突き飛ばされた。
と同時に
鷹岡はスーツケースを上空へ投げ
烏間「やっ、やめろーッ!!」
どごぉん!!!!
二つの爆発が、同時に起こった…
ワクチンが爆破する中、渚は寺坂を見る。
そして…
どしゃ…
その音と共に
ぎぎぎぎぎ…
どずんっ!!
ヘリポートから見える場所にある支柱が
縛られているケイトに倒れ
ケイトの左手しか、見えなくなった…
烏間「!!!」
喜ぶ鷹岡に対して絶望的な目の生徒と烏間。
鷹岡「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!
そう!!その顔が見たかったんだ!!!!
夏休みの観察日記にしたらどうだ?
お友だちの顔面がブドウみたいに化けてく様をよ!
あと、あいつの血みどろの残骸を撮影するとかな!
はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!
あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
そう、高笑いし続ける鷹岡に対し…
渚「…っ」
ひざまずいたまま…
ケイトを見る瞳が、細やかに揺れる…
声にならない声が、自然と出て行く…
その目に、涙が浮かび…
ドクン
心臓の脈動が、高鳴っていく…
ドクンドクンドクンドクンドクンドクン!
渚「あっ…っ…(涙」
溢れ出る涙…
鷹岡「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!
本当に愉快だぜ!
涙みせればあいつが生き返るとでも思ったか?
生き返るかよ、バーカ!!
はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
渚「こ…(怒り震え」
鷹岡「?」
渚「殺…してやる…(睨」
鷹岡「くっくっくっ。
そうだ。
そうでなくっちゃな(にや」
そう笑う鷹岡に対し
ナイフを手に、立ち上がりながら…
怒りと共に、渚は睨み据えながら言い放った…