第27章 決着の時間
皆は、黒幕の鷹岡に言われるがままに
屋上のヘリポートに来た。
そんな時…
時間を同じくして、ベッドルームから出る男がいた…
烏間「気でも違ったか鷹岡。
防衛省から盗んだ金で殺し屋を雇い、
生徒達をウイルスで脅すこの凶行……!」
烏間先生が言うと、鷹岡は……
鷹岡「おいおい、俺は至極まともだぜ!
これは、地球を救える計画なんだ」
烏間「なんだと…」
鷹岡「大人しく二人に賞金首を持ってこさせりゃ、
俺の暗殺計画はスムーズに仕上がったんだ」
烏間「……?」
烏間先生は焦りを見せながら鷹岡に疑問を抱く。
鷹岡「計画ではな。
茅野とか言ったっけ、女の方。
そいつを使う予定だった。
部屋のバスタブに、対先生弾がたっぷり入れてある。
そこに賞金首を抱いて入ってもらう」
鷹岡は嬉しそうな顔をして言う。
鷹岡「その上からセメントで生き埋めにする。
対先生弾に触れず、元の姿に戻るには……
生徒ごと爆裂しなきゃいけない寸法さ」
なるほど。殺せんせーは政府との契約上、俺らに加害を加えられない。いや、それ以前に……
鷹岡「生徒思いの殺せんせーは……
そんな酷いことしないだろ?
大人しく溶かされてくれると思ってな(黒い笑み」
鷹岡は微笑みながら言う。
その姿は、全員の目に悪魔として映った。
殺せんせー「許されると思いますか?そんな真似が(怒り&赤」
完全防御形態で殺せんせーは怒りの表情を見せる。
鷹岡「これでも人道的な方さ、
お前らが俺にした非人道的な仕打ちに比べりゃな。
中学生との勝負に負けて
任務失敗の話が流れて、上の評価もダダ下がり。
屈辱の目線と騙し討ちで突きつけられたナイフが
頭の中チラつく度に頬がかゆくなって夜も眠れなかった」
そして鷹岡は潮田を指差して言う。
鷹岡「落とした結果は結果で返す!
受けた屈辱は、それ以上の屈辱で返す!
特に潮田渚、
俺の未来を汚したお前は絶対に許さん!」
「背の低い生徒を要求したのは渚を狙っていたから…」
「ただの逆恨みじゃんか;」
他の皆も気づいた。
これは、鷹岡の逆恨みと報復なのだと…