第26章 伏魔の時間
殺せんせーの
ご高説の間にガストロも状況をそこそこつかんでいた。
ガストロ(出席番号12番、
準備待機から1人だけ動いていないはず。
そのくせ、呼吸は何かを企んでやたら荒い。
他の場所も警戒するが、あの近辺は出た瞬間仕留めるために狙いをつけておく!)
殺せんせー「では行きますよ」
ガストロも銃を舐める。
ガストロ(味は最高。今の俺は人銃一体。
外す気がしねぇ)
殺せんせー「出席番号12番!立って狙撃!」
ガストロ(ビンゴォ!!)
客席から立った瞬間に
その額に、ガストロの銃弾がヒット!
が
ガストロ「!!」
まさかの人形!!
出席番号12番は菅谷。
絵や図画工作
大得意な彼、器用にあるものでお人形作ってましたぁ!
手には対せんせー用銃まで持たせる芸の細かさ
菅谷(ふ~;音立てずに作るんだから疲れたぜ)
そりゃ息も荒くなるわ;
律「狙うならあの一点です!」
その隙に律から千葉君にアドバイス。
千葉「オーケー、律(微笑」
ドキューンっ!!!!!
そう撃った銃弾は…
ガストロに当たってはいなかった…
ガストロ「ふ…へヘヘ。
外したな。これで二人目も場所が
!?」
その直後、背中から照明器具振り落ちてきた!!
無論、ゴッ!って思いっきり吹き飛ばされる!
ガストロ「つ…
吊り照明の金具を
狙っただと!?)
く…そが…」
銃身を千葉君に向けるガストロだったが…
ズキュンッ!
手にしていた銃を、はじき飛ばされる。
速水「ふぅ。やっと当たった」
速水が、その銃を撃った。
ガムテ持った寺坂君たちが
寺坂「よっしゃー!ソッコー簀巻きだせ!!」
ちゃっかり渚たちも後ろから付いてきて
倒したことに、ワイワイと盛り上がる皆。
烏間「キモを冷やしたぞ。
よくこんな危険な戦いをやらせたな」
無論、烏間先生も冷や冷やしてました。
だが…