第26章 伏魔の時間
ケイト「私、大きくなったら結婚するでしょ?
その時…
結婚式で、隣歩いてね!^^//」
悟「!…
ああ(微笑)
絶対に歩くよ^^」
ケイト「ぱぁ)じゃあ約束!^^
絶対だよ!絶対だからね?^^(にっこにこ」
そう、左手の小指を差し出すケイト…
悟「微笑)ああ。約束だ^^」
それに対し
悟は笑いながら、その小さな指を
自身の左手の小指へと絡め
『ゆーびきぃーりげんまん
うそついたらはりせんぼんのぉ~ます!
ゆびきった!♪』
そう歌いながら、最後にまた笑い合った。
遠い昔…
その時は、ただただ無邪気に
そう思っていた…
そんな未来があることが
当たり前だと、思っていた…
それと同時に、信じていた…
父さんが、約束を破るわけが無いって…
だが…
ビシャーン
ケイト「嘘つき…
違う…私が、殺したんだ!!;(涙」
運命のあの日、両親が殺された…
と同時に、自分を責め続けた…
責めて責めて…
それでも帰って来なくて…
最終的に、自分を傷付けても殺しても
何とも思わなくなっていた…
両親だけじゃなく、否定・差別・迫害などのいじめと
祖父母が殺されたこともあったから…
だけど…
その何年か後…
カルマが、その心のしこりや暗雲から助け出してくれた。
クラスの皆が、闇から救い出してくれた…
だから…
そんなことをしてきたのは、家族以外じゃ
皆が初めてだったから…
一人じゃないんだって、思えた…
実際、同じ花…
濃いピンクのコスモスを、同じようにしゃがんで見ていた…
すると
渚「どうしたの?」
ケイト「…これさ、小さい時
父さんに諭された時の花なんだ…」
渚「へえ」
ケイト「今は知ってるんだけど
この花言葉は“愛情”って言うんだって(微笑」
渚「そんな意味があったんだ(微笑」
渚は、隣にしゃがみながら微笑んでいってくれた…
ケイト「なあ…渚」
渚「ん?何?」
ケイト「私さ…
大きくなったら、カルマと結婚するでしょ?」
渚「うん。そうだね。
付き合ってるし^^;(汗」
その後、凄いことを言った…
ケイト「…渚に、仲人役を頼みたいんだ」