第26章 伏魔の時間
その頃…
グリップがまだ意識があり、気絶するまでいじられてた頃…;
皆『うわぁ;)…;(汗』
そんな顔でカルマを見つめる中
カルマは生き生きと、グリップをいじりまくっていました;
そんな中、ケイトは
未だに、気を失っていたままだった…
だが…
主犯「…ようやく来たか」
「そっすね…」
主犯「ガストロ、お前はガキどもを迎えに行け。
こっちの対応は、俺がやる(にや」
ガストロ「…解りました」
そうして…
ガストロは、最上階から去っていく。
それとは入れ違いに…
その男が、その部屋に入って行った…
ガストロ(…生きろよ)
その一瞬
ケイトがいる方向を見、去っていく。
誰にも気付かれないような、避ける際の自然な動きで
その頃…
当のケイト自身は、未だに気絶したままだった…
ケイト「すーすー」
静かに、寝息を立てる中…
夢を見ていた…遠い、昔の出来事を…
黄色に広がる原っぱ
その中に、小さな…
2歳ぐらいのケイトがいた。
ケイト「!
父さん!父さん!見てみて~!^^」
悟「ん?どうかしたのかい?(微笑」
ケイト「ほら。綺麗なお花!(微笑)
父さんにあげる!」
悟「…ありがとう^^
でもね、ケイト…
この花は、土から水や栄養をもらって生きているんだよ?」
ケイト「?」
悟「ケイトだって、水や飲み物を飲んだり
食べ物を食べたりしているだろう?」
ケイト「頷く)うん!^^」
悟「だったら…
このお花も、きっと…
それがしたいって思ってるだろうなぁ」
ケイト「あ…
そっか…
摘んじゃったら、出来なくなるんだ…
生きられなく…なっちゃうんだ…」
それが解り、辛そうな顔をすると同時に
目に涙がたまっていった…
悟「大丈夫(微笑)
確かに、そうなるだろう。
でもね、ここに在る花は
いつか、必ず死んでいく。
死んで、肥料になって
次の花が生まれるために、必要な存在となるんだ。
だから、それまでは花瓶にいれて育てて
枯れて死んでしまったら、土に植えてあげよう?」
ケイト「うん!^^
解った!
私、もっともっと大事にする!
相手に行動する前に、ちゃんと考える!(微笑)
だから…
その…ね//(もじもじ」
悟「?」