• テキストサイズ

非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第4章 田中恵土(たなかケイト)


カルマ「あんたが不幸せでよくても、俺は違う!


そして…

あんたの両親も、それを喜んでいない。




つまり…

あんたが、両親に冥福を祈っていながらも

毎日、両親を苦しませることをやってるのも同じだよね?」


ケイト「違う!そんなつもりで」

立ち上がりながらカルマに向き合い否定するも


カルマ「じゃあ…

あんたは、今の自分が幸せだって言えるの!?」

そう叫び聞くカルマの顔は

眉間に皺を寄せながら、怒っているようにも見えた…


ケイト「っ…」

カルマ「ほら…

そうやって、顔をそらして…


いじめられた時、散々人から否定されたり

過ちを犯した自分を許せないから、抵抗しなかったり

心がパンクしても、全部押さえつけ続けて…


自分が不幸せになることを

何とも思ってないようなあんたが…


人を幸せに出来るわけがない…


できたとしても…

その人は、ケイトの幸せを望んでない人たちだけだ」
ケイト「!

ぎゅ(ギリッ)

何で…」

拳を握り締めながら、歯切りしながら言うケイト


カルマ「?」

ケイト「私のことなんか…


私なんか、どうなったっていいだろ!!


いじめられていようが

今も過去の傷で苦しみ続けてようが


私さえ、何も言わなきゃ解らないことだろうが!!!


私の重荷まで背負おうとするなよ!!!!


それで人が苦しむ方がよっぽど
私にとっては辛いんだ!!!!!


私なんか…たとえ死のうg
カルマ「キッ)」
パァン!!!!!

渚「!」
飛び出そうとする渚の肩を掴み
首を横に振りながら止める、殺せんせー


目の前に広がった光景は…

ケイトの左頬を、
右手で思いっきり引っ叩いたカルマだった…


だぁん!!


勢いにより、壁に叩きつけられたケイト…


ケイト「っ…」

赤くはれる左頬、ジンジンと伝わる鈍い痛み。


カルマ「痛いでしょ?


でもさ…

あんたの痛みは、それ以上だよね?


だったら…」

/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp