• テキストサイズ

非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第26章 伏魔の時間




ちょうどその頃…

3F中広間についていた


先に進んだ方がいいと思った寺坂と吉田が

烏間先生の前へと走りだす。


その二人の前に、一人の男が歩いているのに対し

不破があることに気づき、叫んだ

不破「寺坂君、そいつ危ない!」


寺坂「あ?」


その直後、
烏間先生が寺坂と吉田を後ろに引っ張り、

その人物が何かしらのガスを噴射し、ガスから避けさせる。


烏間「ガスか!」


その瞬間、

口を押えながら、その男の腕を蹴った烏間先生…


茅野「烏間先生!」


「何故、分かった?


殺気を見せず、すれ違いざま殺る。

俺の十八番だったんだがなぁ、おかっぱちゃん(微笑」


不破「だって、おじさん
最初にサービスドリンク配った人でしょ」

その言葉に、E組の皆が納得する


不破「こんな人がここを歩いているんなんて、
あきらかに怪しいわ」


茅野「じゃあ皆にウィルスを盛ったのも!」

「はっはっ。断定するには証拠が弱いぜ。

ドリンクじゃなくても、そんなもん盛る機会なんて
たくさんあっただろ?」


言い返せず、ぐぐっとなる茅野だが


不破は、それを打破するようにしゃべりだした


「ふっふっ。

クラス全員が同じものを口にしたのは
あのドリンクと船上でのディナーの時だけ。

けど、ディナーを食べずに映像編集してた
三村君と岡島君も感染したから、

感染源は『昼間のドリンク』に絞られる。


したがって…犯人はあなたよ!おじさんくん(ウィンク」

そう高々に宣言した。


「くっ…」


渚「凄いよ不破さん!」

茅野「まるで本物の探偵みたい!」

微笑みながら褒める二人に対し

不破「普段から少年漫画を読んでるとね、
普通じゃない状況が起きても、すばやく適応できるのよ。

特に探偵ものはマガジン、
サンデー共にメガヒット揃い!」
渚「ジャンプは!?・・」

不破「へ?ジャンプの探偵もの?

よく知らないけど、文庫版が出てるらしいから
買うといいと思うよ!」


茅野「いやらしいよ!・・」
渚「ステマが露骨だよ!不破さん。
もうちょっとマーケティング倫理に配慮して!・・」

汗を流しながらツッコむ二人…


だが…

/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp