第26章 伏魔の時間
ビッチ「酔い覚ましにね
ピアノの調律をチェックしておきたいの。
ちょっとだけ、ひかせてもらってもいいかしら?」
「えっと…じゃあ、フロントに確認を
ビッチ「ん~。
いいじゃな~い。
あなたたちにも、聞いて欲しいの//
そして、審査して」
「し、審査?」
ビッチ「私のこと、よぉ~く審査して。
ダメな所があったら、叱って下さる?」
その、うまい音色に対し
惹きつけられる皆
殺せんせー「幻想ピアノ即興曲ですね。
腕前もさることながら、見せ方が実にお見事。
色気の見せ方を熟知した暗殺者が
全身をあでやかに使って音を奏でる。
まさに”音色”!
どんな視線も惹きつけてしまう」
そんな中、曲を途中でやめ
ビッチ先生は警備員たちに対して、
もうちょっと近くで確かめて?と
遠くの方にいた者たちを集めてしまう。
そして、E組達に合図を出す。
”20分稼いであげる。行きなさい”
その隙にE組達はフロントを抜けた
ビッチ先生の能力を改めて実感する、E組の生徒達。
烏間「普段の彼女から、甘く見ないことだ。
優れた殺し屋ほど、よろずに通じる。
君らに会話術を教えているのは
世界にでも一二を争うハニートラップの達人なのだ」
殺せんせー「ぬるっふっふっふっ。
私が動けなくても、全く心配ないですねぇ(微笑」
それに対し、微笑みながら
渚「行こう!」
茅野「うん!^^」
階段を上って、歩いて行った…
ビッチ(やられるんじゃないわよ…)
そうして、3階廊下までやってきたE組と烏間先生。
烏間「さて。入口の厳しいチェックさえ抜けてしまえば
ここからは客のフリが出来る」
菅谷「客?
こんな所に、中学生の団体客なんているんですか?」
そう、疑問が生じる中
烏間先生は説明し始めた