第26章 伏魔の時間
目を覚ますまでの間…
私は、夢を見ていた…
祖父母が殺された時
自分が化け物だっていうことを、否定したからだって…
けれど…
今は違う…
掛け替えのない、大事なものが傍に在る
だから私は…
力を、最低限だけ残して託した
カルマを介して、ちゃんと皆に平等に行くように…
神器が、重みのない空になることを確認しながら
ケイト「愛してる^^」
そう言いながら抱き締めて
いきなり過ぎて、カルマは驚いていた…
それでも…
無事でいて欲しい…
そして…
皆で一緒に、また
笑い合いたいから…
そう思った時、目が覚めた
すると…
いきなり、顔は見えないけど
主犯みたいな人から、電話を押し付けられた
でも…
嫌な予感がしたから、何も話さないでいた…
すると…
おかっぱ頭の外国人が
『折れ』と男性に言われた瞬間
左腕を掴み、折った…
どうやら、私の体内にある力は
感染した毒を無効化すると同時に
まだ、細胞に感染してない毒まで無効化するので
精いっぱいらしい。
骨折の治りも遅い。
その上、電撃…
そして、力を外に出しちゃいけない…
参ったなぁ…;
(ある一室にあるベッドに
縛り付けられたまま動けないケイト…
E組の運命や、いかに?)