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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第25章 南の島の時間




殺せんせー「きっと、喜ばない。


むしろ、怒るでしょう。


現に、彼女のおかげで

現状は、多少ながらマシになっています。


ウイルスにかかったものには、症状が軽くなるように

無事なものには、体への悪影響が出ないように


一時的にではありますが

君達は、普通のそれとは違う


それも全て

ひとえに、君達が居て

彼女が居たからこそです。


自分がいなければなんて、思うものじゃない。


逆に言えば

それ以上に、素晴らしいものを

君達は持っているのです。


どうか、それを胸に置いて

忘れずにいて下さい。


これから先、大人になろうとも

どのようになろうとも


これまでの想い出だけは

その想いだけは…


絶対に、忘れてはいけない

『大事なもの』だから(微笑」


その言葉に…

僕らは誰もが、思わず…


その目に、涙を浮かべていた…



殺せんせー「それでは皆さん。

そろそろ準備をして下さい。


ケイトさんも皆さんも危ないですよ?;」


渚「は、はい!!;

(いけない;忘れる所だった;」



そうして、急いで準備する中…


渚(あんなカルマ君…初めて見た)


心配そうにカルマを見ながら

渚は思っていた。


その時、カルマは…


その神器を握り締めながら

再び、懐へとしまい直していた所だった…



そうして…

律が侵入場所に案内したのは


目の前が切り立った崖だった



律「あのホテルのコンピュータに侵入して、
内部の図面を入手しました。
警備の配置図も。

正面玄関と敷地一帯には、大量の警備が置かれています。
フロントを通らずに入るのはまず不可能。

しかし、ただひとつ
こちら側からの崖を登ったところに出口があります。

まず侵入不可能の地形ゆえ、
警備も配置されていないようです」


殺せんせー「敵の意のままになりたくないのなら、手段はひとつ。

患者10人と看病に残してきた2人を除き、
動ける生徒全員でここから侵入。


最上階を奇襲して、治療薬を奪い取るのです!」


そう、殺せんせーは宣言した。

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