第25章 南の島の時間
疲れた前原と三村の言葉を皮切りに
次々とE組の生徒にある異変が訪れる
クラスの大半が元気で、その他がぐったりしていた
渚(なんか変だ…。
いくらなんでも疲れすぎじゃ…)
心配そうに渚が立ち上がるが
中村「渚君よぉ…
肩貸しちゃくれんかね//」
中村は、そう言いながら…
ぐらりと倒れた
渚「中村さん!」
慌てて駆け寄る渚
中村「部屋に戻って、とっとと着替えたいんだけどさ…
ちぃーっとも体が動かんのよ//」
身体が動かないと訴える中村に
渚は恐る恐る、中村のおでこを触った
渚「酷い熱!(汗」
すると、岡島君や
それぞれぐったりとした連中が倒れはじめる
それに対し、烏間先生は驚き…
烏間「君、この島の病院はどこだ?」
ウェイトレスにそう聞く
「いえ。なにぶん小さな島なので…」
しかし…
医療機関はないとのことだった…
烏間「くっ」
殺せんせー「にゅう~;(汗)
ピリリリリリ♪
ん?」
烏間「ん?」
そこに鳴り響いたのは、烏間先生のスマホで
非通知による着信によるものだった…
「やぁ、先生。
可愛い生徒が随分苦しそうだね」
その電話相手の言葉に驚く烏間先生
烏間「!何者だ?」
その言葉に対し
茅野「ねえ、律!」
茅野は、律へと呼びかけた。
「俺が誰か、何者かなどどうでもいい。
賞金首を狙っているのは
ガキ共だけじゃないってことさ」
烏間「まさかこれは、お前の仕業か」
烏間先生がそう問うと、相手はおかしそうに笑う
「ふっふっふっふっ
察しがいい。
人口に作り出したウィルスだ。
一度感染したら最後、
潜伏期間や初期症状に個人差があるが、
1週間もすれば、全身の細胞がぐずぐずになって死に至る」
烏間「!!」
その言葉に、烏間先生は驚きを示した