第25章 南の島の時間
渚(殺せんせーは
いつものように僕らの暗殺を褒めてくれたけど、
かつてなくおおがかりな
全員での渾身の一撃を外したショック。
異常な疲労感と共に
僕らは、ホテルへの帰途へ着こうとしていた…)
殺せんせー「ああ。
もしも、この状態の私をやれるとすれば
ケイトさんの持つ『神の力』ぐらいでしょうねぇ(微笑」
皆『………
それだ!!!(微笑』
その言葉に、沈んでいた顔が
一気に変わった。
殺せんせー「?…にゅ?…
し、しまったぁーっ!!;
何でヒントを!!??;
何で私はあああああ!!!!;(滝汗&慌て祭り」
渚「ケイトちゃん!!」
そうして、振り返った…
だが…
そこには、ケイトはいなかった…
ただ…波音が響くばかり…
磯貝「?ケイト?」
千葉「いない?」
岡野「もしかして、もうホテルに戻っちゃったとか?」
中村「まさか。
暗殺の時、ケイトは確かに傍に…」
カルマ「じゃあ、何でいないの?」
律「暗殺の時、そこにはいました。
少なくとも、一斉射撃の時には。
その後の爆発から、姿を見ていません」
杉野「もしかして、沈んじまったってことか!?」
殺せんせー「それは考えられませんねぇ…
ケイトさんは、神の力によって
自身が常に護られています。
致死量の薬や
毒が効きづらいのも、おそらくそのためでしょう。
それと同様に、先程の衝撃も稲妻も
全て無効化できるはずなのですが…
一体どこに?;(汗」
おかげで助かったものの
その理由が不明であったため、いぶかしげな顔をしたままだった…
三村「もしかして逃げたとか?」
木村「それはあり得ないだろ」
寺坂「あいつに限って、それはねぇな」
吉田「でもよぉ…何で急に」
磯貝「リミットは1日。
明日の時、ケイトに話せばいいと思う。
明日のこの時間まで
殺せんせーは、このままだろうから」
「そうだな…」
「今日はゆっくり休むか;」
そんな感じになり
ようやく皆は、ホテルへの帰路へと着いた。