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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第4章 田中恵土(たなかケイト)




その後…

教室で、ケイトを壁にもたれかからせる形で

カルマは、再び寝かせた。



渚「…ねえ、殺せんせー。

本当に、ケイトちゃんって…」

殺せんせー「ええ…

PTSDというのは、心的外傷後ストレス障害の略語です。

命の安全が脅かすような出来事
天災、事故、犯罪、虐待などによって

強い精神的衝撃を受けることが原因で、

著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしている
ストレス障害のことを言います。


当時のことを鮮明に思い出し

事故・事件・犯罪の目撃体験等の一部や、
全体に関わる追体験することを

フラッシュバックと言います。


それが原因で、悪夢を見たり

不眠症を起こしたりすることも…


患者が強い衝撃を受けると、

精神機能はショック状態に陥り、
パニックを起こす場合がある。


つまり…

教室に響くほど激しい雷によって

あの日に得た
恐怖心、不安、孤独、

様々な感情もまた、同時に呼び起こされ


小3から、一年間も続いたいじめも

これから後、生きていれば味わうことになる。


生きている間、

常に戦わねばならない、避けられないことだと

両親から諭され、頑張って通い続け…


結果的に、決してぬぐえぬ傷を負った。


しかも…

その傷を、一人で抱え込み続けていた…


その後の事件により

より、学校へ行こうとしなくなった…


ですが…

アメリカにいたクラスメイトは、そんなことはしなかった。


それどころか…

事情を知っているからか

普段通りのケイトさんに戻れるまで

愛情をもって、真っ直ぐに接し続けてくれた…


隠し事もなく、裏もなく

ただ純粋に、真っ直ぐに向き合ってくれる…


そんなクラスメイトに会えたからこそ…

今のケイトさんに、再び戻ることが出来た…


笑って…登校できるようになった…


クラスメイトと共に繋がった絆は

バスケットボール…


だからこそ…
『バスケと格闘術』だけは
絶対に譲れないといった感じだったのでしょうね…


格闘術が寺坂君とを結んだ絆だったように

バスケもまた、その掛け替えのないクラスメイトとを繋げた絆だったからこそ…」

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