第25章 南の島の時間
”ひとつの班が殺せんせーと遊ぶ間に
他の班も、着々と準備を進める”
速水と千葉がいる班では…
千葉「殺せんせーは?」
速水「今、3班と海底洞窟めぐりしてる。
こっちの様子は絶対に見えないように」
千葉「じゃ、今なら射撃スポット選び放題だな」
速水「さくっと決めちゃいますか」
そんな風に言い合ってから、黙って歩く二人の様子を見て…
菅谷たちは
菅谷「しぶいなあの二人;」
竹林「もはや、仕事人の風格だ;」
一方、ビッチ先生は人っ子一人いなくなったビーチを見て
絶句していた
烏間「さっき帰ったのが最後の客だ。
このホテルでは、このあたり一帯はE組が貸し切った」
それに対し、説明するが
ビッチ「余計な事するんじゃないわよ!
なんで私の水着デビューはいつもこうなの!?・・」
烏間(今までにない、大規模な暗殺計画。
ここまでは、完全に予定通りだ)
計画を見ながら、考える烏間
後ろで烏間に抱き着くビッチ先生
ビッチ「ねー烏間~悩殺したいの!ねぇー」
烏間(後、残る心配は…)
そう考えた直後、ビッチ先生を横抱きにし、海にぶん投げた
一瞬期待していたビッチ先生だったが…
無論、憤慨していた;
ビッチ「何すんのよ!」
烏間「イリーナ、聞いておきたい。
プロの殺し屋のお前は言ったな、
仕事はプラン通りにいくことの方が少ないと」
そう烏間が言うと、ビッチ先生はすぅーと目を細める
ビッチ「えぇ、そうよ。
計画書見たけど、こんだけ複雑な計画だったら
ひとつやふたつはどこかずれるわ。
この私が、遊んでいるだけに見える?
真剣におこぼれを狙ってるのよ。
ガキどもの計画がずれた時、
その結果
私にチャンスが回ってきたら、決して逃さないようにね」
烏間(無事に暗殺が終わればいいが…)
そう、不敵な表情をするビッチ先生に…
烏間先生は…
そう願わずにはいられないのだった…