第25章 南の島の時間
それを聴きながら、笑う人が一人…
その部屋の、ドアの近くにいた…
カルマ(ホント…
どこまでも、優しいんだから(溜息)
でも…
そういうケイトだから…
その口にした言葉を
どんなことがあっても、守って実行する
真っ直ぐなケイトだから…
俺は…惚れたんだ…
あの日差しの中
眩しく微笑む、ケイトに(微笑))
それは…
苦笑交じりに、溜息をつくカルマで…
遠い昔、10年前…
幼かった頃、猪から助け出した時の
手を差し伸べながら微笑む情景が、脳裏に浮かんでいた…
茅野「ケイトちゃん…本当に、ありがとう^^
私、今…
本当に幸せだよ…
すっごく、すっごく…幸せだよ;;
私…
こんなに幸せになってもいいのかな?;
私…
どうせなら、姉ちゃんに…
幸せになって欲しかったのにっ;;」
涙を手で拭いながら、言った…
だが…
その手を掴みながら…
そっと、優しく
その目に口づけした…
茅野「!!//」
ケイト「…私は、その人に関しては知らない…
カエデに関しても、全部が全部わかってるわけじゃない。
それでも
カエデのことを想っているのなら
絶対、幸せになって欲しいって想うよ^^
今もずっと…
カエデの幸せを、願い続けてるよ(微笑)
どれだけ遠くに行ったとしても…
どれだけ目に映らなくなったとしても…
ずっと…
大好きだってさ^^
ね?あかり(微笑」
茅野「!!
それ…」
その直後、ケイトの姿が
茅野の目には、姉の姿と重なって見えた…
ケイト「?誰だ?あかりって(きょとん」
茅野「え?」
ケイト「ん?いや…自然と出てきたんだ…
何でだろ?;(首傾げ」
そう、自分でも言った意味が解らず首を傾げるケイト…
それに対し、茅野は思っていた…
茅野「…勘なのかな…きっと…
それでも、受け入れてくれたんだ…
こんな私のこと…(微笑))
ね、ケイトちゃん…」
ケイト「?」
チュッ
その直後、
茅野もまた…
ケイトの頬へと
そっと優しく、口づけした…
(身長の関係上)