第24章 夏休み
私は…
そんな先祖たちの、子孫だから…
その意思も背負って
今ここに、生きているから…
だから…
立ち向かって、乗り越えていく(微笑)
どんだけ腐った世の中でも
よく目を凝らして見れば、そうじゃないものだってある。
相手を大事に思いやる、『想い』とかさ。
だから私は…
もっと、解ることが出来る人になりたい…
それが…
護り抜くことに繋がると思うから…
ある部分を解って
次々に解っていったとしても…
全部が全部、解り切れるわけじゃない…
それでもいい…
それでもいいから…
それごと、全部護り抜ける人になりたい。
ふぅ。
ごめんな;
随分と長引いちまって^^;」
カルマ「なるほどね。
そういう考え方があったんだ。
俺だったら、全部突っぱねて終わりだけど?^^」
ケイト「終わらせるなよっ!!・・;」
カルマ「だってさ…
ケイト以外、つまらなく感じることの方が多いんだ。
ケイトだけと、一緒にいたい。
ケイトから、正義を学んで
俺の知る世界が拡がった…
そんなケイトと、もっと一緒にいたい。
だから俺は…
まわりよりも、ケイトのことばかり考えている…
だからさ…ケイト…
本当に、ありがとう(お辞儀」
そう、頭を下げるカルマ…
それに対し…ケイトは?
ケイト「私の方こそ、ありがとう(お辞儀)
おかげで、私は今生きている…
死ぬことを、覚悟しかかっていた…
そんでも、皆がまた引き戻してくれた…
本当に、感謝してるんだ^^」
そう、ケイトはカルマへ笑いかけ
カルマもまた、ケイトへと笑いかけていた…