第23章 終業の時間・1学期
へへっ^^
ははっ^^
それを聴き、とても嬉しそうに微笑む
E組の皆。
それは…
自分も同じだと、言わんがばかりの笑顔だった…
浅野「だが…」
ケイト「自分が思い悩んで、ちっぽけで
そんでもって、そんな自分がどうなろうが
どうとも思われてない。
そんな状況が当たり前って環境で過ごした時期があったから
一年もの間…
ずっと、そうだったから…
自分を殺したり、傷付けることを
私は、何とも思ってなかった…
けどさ…
やっと気付いたんだ。
そんな事を、悲しむ人たちもいるんだってこと。
(渚たちを見る)
それを、嫌だって思う人がいること。
(カルマを見る)
ずっと…
自分で、自分を傷付ける真似ばっかやってきた。
相手さえよければ、自分なんてって…
そればっかだったんだ…
でも、気付かなきゃいけないことに
やっと気付いた。
それが出来たのは…
E組のおかげなんだ。
力のこととか、色々と差別を受けてきた。
だから…
その痛みも悲しみも解る。
それを解った上で、
同じ思いをさせることなんてのは…
私には、一生できない。
だってさ…
そんな痛みは、味あわせちゃいけないものだから。
自分一人の感情を制御するだけで
抑えられることだから。
自分でできることなら、やりたいんだ…
理屈じゃない。
自分が、そうありたいんだ。
それが…
自分にとっての、ありたい人だから。
それが…
私の思い描く、人の行き着く
『平和な、笑顔で溢れる幸せな未来』に繋がると
信じられるから(微笑)
だから私は、一生E組だ!^^
E組のEは、Endじゃない。
EndlessのE組なんだ。
『一生不滅の、最高の絆』って意味のさ!(微笑&左拳握る)
だから学秀、悪いけれど
A組に行くのは、絶対にない。
差別をすることを義務化された場所へは
もう二度と、行きたくはないから(真剣」
そう、ケイトは
五英傑に対し、言い切った
気高き信念と、想いのもと
今日もまた、時は進む…
自分自身で選んだ、一つの道と共に…