第22章 期末の時間
旧校舎では、殺せんせーが英語の問題を見ていた。
殺せんせー「流石、名門校。
いい問題を作りますねぇ。
問題文が、名作からの引用されている。
生徒の読書量や臨機応変さも
採点基準に加える気でしょう。
おそらくは原文に準じた
雑で簡潔な口語体で答えなければ減点になる」
瀬尾(しまった!
その小説、
英語の教師が授業中、さりげなく薦めてやがった)
中村「外国でいい友達いなかったしょ、瀬尾君。
やたら熱心に本を進めるタコとかさ(微笑」
渚「はは^^;」
そうして思い出されたのは…
殺せんせー「先生、こういう繊細な反逆に憧れていましてねぇ。
是非、2か国語で読んでください。
君たちの年頃ならキュンキュンくるはずです」
殺せんせーが本を勧めてきた時の情景だった。
瀬尾(くっそぉ!)
その言葉に悔しそうに顔がゆがめる瀬尾
その次は…理科
理科は暗記だー!と叫びながら、
問題をクリアしていく小山だったのだが
その方針が通用しない問題が現れた。
小山「ちゃんと暗記したはずなのに!!;」
暗記だけじゃ解けない問題に苦戦する小山
すると、今度は理科が得意な奥田が問題と一緒に現れたのだ。
奥田「本当の理科は暗記だけじゃ、面白くないです。
君が君であること知ってるよって、ちゃんと言葉にして伝えてあげたら
この理科、すごく喜ぶんです(微笑」
その言葉と共に花丸回答し、問題が怪物の鎧を外した。
奥田(理科にも相手に届く努力が必要って、最近やっと分かってきました、殺せんせー^^)
奥田はそう、笑顔で思うのだった。
時を同じくして…
ケイト「理科は…
大好きでぇ~い!!!」
どっごぉぉぉぉん!!!
その直後、花丸回答の嵐となった…;
ケイト「ん~;
ここ、合ってるっけかなぁ…
不安だ;」
そうして次に…社会なった