第22章 期末の時間
その頃、旧校舎では勉強会の真っ最中だった…
ケイト「はッ…はっ
はくしゅっ!」
殺せんせー「大丈夫ですか!?;」
ケイト「大丈夫;噂でもされてんのかなぁ;
あっちの方にとっちゃ当然でも
こっちにとっちゃ、差別なんて死んでもしたくないって
差別することを強要されるぐらいなら
私は一生、二度と本校舎には戻りたくなんかはない!!
って言ったからなぁ;
ま、本心だからいいんだけど」
『いいんならなんでいうんだよ;』
ケイト「なんとなく」
カルマ「ふあああ~」
だが、カルマは
やる気がなさそうに教科書を顔に載せて、寝かけていた。
殺せんせー「こら!カルマくん!真面目に勉強なさい!
君なら十分、総合トップ狙えるでしょう!?(赤怒り」
カルマ「言われなくてもちゃんととれるよ。
あんたの教えがいいんでね。
けどさぁ、殺せんせー
あんた最近、トップトップって
普通の先生みたく安っぽくてつまんないよね。
それよりどうすんの?
あきらかに何か企んでるよね、そのA組が出した条件って」
岡島「心配ねぇよカルマ。
このE組がこれ以上失うものはねぇよ(微笑」
ケイト「勝てば問題ないしね(微笑」
倉橋「勝ったらなんでもひとつかぁ(微笑)
学食の使用権が欲しいなぁー^^」
殺せんせー「ぬるっふふふふ。
それについては先生に考えがあります。
これをよこせと命令してはどうでしょう?」
殺せんせーが出したのは、この学校の『学校案内』。
裏面を見せると、あぁと納得した顔をするE組の生徒達
殺せんせー「君たちは一度、どん底を体験しました。
だからこそ、
次はバチバチのトップ争いを経験してほしいのです。
暗殺者なら、狙ってトップをとるのです」
そう、殺せんせーは言った
その頃、時を同じくして…
本校舎のとある一室では
期末試験のテスト問題が完成しつつあるのだった…