第1章 始まり
殺せんせー「あ。ケイトさん!
寺坂君の左隣の席に座って下さいね?」
ケイト「Sir, yes, sir!!(敬礼」
渚「緊張しなくていいから!;(汗」
ガチガチすぎる
その生徒は…
凛々しくて中性的な風貌をしており
ショートカットの黒髪で
焦げ茶色の目をしていた。
((なんか…A組の人には見えない))
全員、心が一致した直後
殺せんせー「ではケイトさん
特技を話して下さい//(わくわく」
『何でお前が聞いてんだ!!!;』
メモを片手に
聞く気満々の殺せんせーへ
皆が息を揃えながら
一丸となってツッコんだ;
ケイト「えっと…
特技は、バスケと格闘術が得意かな」
殺せんせー「ではでは、ここに転入した理由は?(キラキラ」
ケイト「ん?
それは…
つい昨日の放課後、理事長に呼び出されて
(想像中)
昨日の放課後
理事長室
理事長「君を呼び出したのは、他でもない。
昨晩のことといえば、わかるだろう?」
ケイト「…はい」
机を挟んで
私は、理事長と向き合った。
理事長「君は今まで、私の忠告を無視し
E組の生徒と仲良く接するだけに飽き足らず
卒業した『E組だった先輩』まで護るため、生徒を倒した」
ケイト「暴行を受けている人を見捨てて
それを当然だと思う人間の方がおかしいと思いますが…
それに、傷付けずに気絶させただけです」
理事長「その正義心が
ここには合わないと言っているんだよ。
さて…
ここに選択肢がある。
一つは
A組に戻る代わりに、E組とは一切縁を切ること。
もう一つは
A組を追い出され、E組に落ちること。
さあ…どちらを選ぶ?」
そう、目を覗き込まれた。
それでも…
自分で進む道は、自分が選ぶ!
ケイト「E組に落ちる!!(きっぱり」
理事長「強い意志を秘めた目だ。
では明日から、E組に行きなさい」
(想像中)
って感じで、ここに来ました」
『意志強っ!!;』
きっぱり言うケイトへ
そうとしか言えない皆でした…