第22章 期末の時間
カルマ「ふぅん。
昔から、お人好しだったんだ(微笑」
ケイト「お人好しって…;」
渚「お人好しって言うか
人がいいっていうか…(くす」
茅野「どっちにしろ
昔から、凄く優しかったんだね^^」
前原「ほおっておけねぇタチなんだろ?(微笑」
ケイト「うっ…否定しがたい;」
磯貝「否定できないの間違いじゃないのか?(微笑」
中村「二度頷く)そうそう^^」
進藤「だから俺は…
あいつがE組に落ちようが
あいつだけは、絶対に見下さないって決めてる…」
『!!』
進藤「他の奴らも、似たような奴等ばっかだ。
本校舎にいる奴等は…
皆、あいつの世話になってる。
だから…
本音を言うのなら、帰って来て欲しい。
あいつの目の前で
あいつの傍で…もっと、一緒に…たくさん…
ってバカだな、俺は^^
そんなこと…
中間テストで結果を取って
それでも帰って来ない時点で
もう、帰って来ないって解ってるのによ…」
そう、辛そうな声を出す進藤…
杉野「進藤…」
それに、軽く顔を歪める杉野。
進藤「けれど…
信じているんだ…
いや、信じられるって言った方が正しいかな…
あいつだけは、何があっても裏切らない。
そう…
それだけは、はっきりと言えるんだ(微笑)
だから…
勝って来い!
ケイトまで、見下されるようなことは
絶対にすんじゃねぇぞ(微笑」
そう言う進藤に、微笑みながら頷き
杉野「ああ!
さっきも言ったけど、絶対に勝つ。
皆で一緒に、上位へ食い込む!
なめさせたりなんかは、絶対にさせない!(微笑」
自信満々に微笑みながら、そう言い切る杉野は…
意外とカッコよかった…
進藤「ああ。
あいつに言っといてくれ。
帰って来たくないなら、帰って来なくてもいい。
いつでも、待ってる奴がいるってこと…
会いたいって思ってる奴がいるってこと…
絶対に忘れんなってよ(微笑」
その顔は…
昔を思い浮かべているような笑顔だった…
遠きあの日…
笑顔で共に、何度も研鑚し続けた
楽しき日々を…