第22章 期末の時間
自主勉強の中、
一人の生徒が浅野君に勉強の教えを乞うていた…
進藤「人望あつく、成績はトップ。
プライドの高いA組の猛者をまとめ上げるカリスマ性。
彼自身の指導力に加えて…
全教科パーフェクトな浅野と
各教科のスペシャリスト達。
五人を合わせて、五英傑。
…奴ら、お前らを本校舎に復帰させないつもりだ。
元六英傑の一人がいるにしろ、このままじゃ…」
杉野「ありがとう進藤、心配してくれて。
けど、大丈夫。
今は、俺たちはE組脱出が目標じゃない。
目標のためには、A組に勝てる点数を取らなきゃならない。
見ててくれ、頑張るから(微笑」
杉野はこう返した。
その言葉に進藤もフッと笑う
進藤「勝手にしろ。E組の頑張りなんて、知った事か」
だが…
一つ、疑問が残っていた…
茅野「?」
渚「どうしたの?茅野」
茅野「ちょっと待って、進藤君!
元六英傑って言ってたけど、それってどういうこと?」
進藤「あー。解散したんだよ、一人だけな」
杉野「?どういうことだ?」
進藤「…詳しい理由は明かされちゃいないが
あいつは、間違ったことはしない奴だ。
そいつが落ちたと同時に
当時の六英傑から、五英傑へと変わったんだ」
杉野「え?」
「元六英傑が一人!
浅野学秀と共にA組をまとめ上げた!!
誰にとっても正しき正義を貫く!!
文武両道、何をなすにも完璧超人!!
その中でも、決して忘れぬ
温かく優しき母性!!
正に、太陽の太陽ーッ!!」
杉野「まさか…;(ちらっ」
その言葉に察し、汗を流しながら見たが
その人は…ただ、苦笑気に笑うだけだった。
進藤「中間テスト総合2位!!全国模試1位!!
全国模試で、全科目パーフェクト!!
椚ヶ丘中学の誰もが慕う母!!
田中ケイトォーッ!!!」
ケイト「…ははは;(汗&苦笑」
そんな実況に思わず苦笑するケイト…
しかし、まだ話は続いていた…;