第22章 期末の時間
それに対し…
前原「点数稼ぎ(にやにや」
磯貝を軽く肘で小突く前原
磯貝「違うって!!・・;」
そう否定するも、ワイワイと盛り上がる一方だった…
その頃…
時を同じくして、杉野の電話のバイブ音が響いた。
その電話の主は、野球部の「進藤」だった
不思議そうに杉野が電話に出ると、
期末テストについての情報を
進藤が話し始めたのだった。
話によると、
会議室に特進クラスA組が全員集結しており、
自主勉強会を開いているらしい。
その勉強会を開いたメンバーは五英傑と言われる、天才たちのことだった。
「中間テスト総合3位!他を圧倒する、マスコミ志望の高い社会知識!放送部部長、荒木鉄平」
「総合4位!人文系コンクール総なめ…鋭利な詩人!
生徒会書記、榊原蓮」
「総合6位!赤羽への雪辱に燃える、暗記の鬼。
生物部部長、小山夏彦」
「総合7位!口の悪さとLA仕込みの語学力に追従者なし!
生徒会議長、瀬尾智也」
その実況に戸惑う杉野
杉野 「え;ちょ…
そのナレーション、お前がやってんの?(汗」
進藤「え、あぁ。
一回やってみたかったんだ、こういうの・・//」
進藤「そして、その頂点に君臨するのが…」
その会議室ではA組の頂点にいる、ある者がA組に語りかけていた。
浅野「僕らは太陽。
名門、椚ヶ丘中学を照らす太陽だ。
しかし、その輝きを覆い隠そうとする不穏な暗雲が発生しつつある。
あのE組が全員、中間テスト50位以内を目指していたという。
ならば、
僕たちが上位を独占し、立ち込める暗雲を晴らそうじゃないか。
彼らの不当な考えをただし、我が校の光を守ろう。
僕らたちの手で」
その言葉にA組は盛り上がる
「総合1位!全国模試1位!全教科パーフェクト!
支配者の遺伝子を引き継ぐ
生徒会長、浅野学秀」
杉野「理事長の一人息子…」
杉野はつぶやく