第4章 田中恵土(たなかケイト)
渚「…;最初から、正義感強かったんだ;」
カルマ「へぇ。相変わらずだったんだね」
茅野「なんかすごい…」
磯貝「ってことはさぁ…
それから仲良くなったって事なんじゃ?」
寺坂「まあ…な。
そんで、後は知っての通り…」
カルマ「泊まってって言われて泊まったり?(にやにや」
寺坂「うるせぇんだよ!!//;
ただ勉強教えてもらってただけだ!;小6の範囲まで」
『え』
渚「小1なのに?;」
寺坂「教えてもらった当時は、小4だ。
そのおかげで
ここを受かったっつっても過言じゃねぇだろうな」
カルマ「なるほど。頭悪そうだし」
寺坂「んだと、ケンカ売ってんのか!!??」
掴みかかろうとする寺坂を押さえる寺坂グループ。
村松「まあまあ!;」
吉田「それより続きだって!;雷雷!;」
カルマ「そうそう。
そんなこんなで自殺しちゃう方が早いかもよ?」
寺坂「ちっ。口外するんじゃねぇぞ」
『頷く)こく』
小3まで、クラスは同じだった。
最初こそ、よく解らねぇで
勝手に誤解しそうになった。
それでも…
あいつは笑って、受け容れた。
ただ、大切にしようとする
温かく、穏やかな目で、笑いかけてくれた…
そんな奴だから…
純粋で、裏が無くて、どこまでも優しいあいつだから…
自然と、一緒にいるのが普通になっていた。
プールの自由時間
笑いながら、授業が終わるまで水をかけ合い続けたり…
解らない所があれば、すぐに教えてくれたり
様々な時を、ずっと共に過ごし続けていた。
だが…
小4の時、クラスが違うようになった。
それから…
順調に回っていたはずの歯車が…
大きく、狂いだした…