第4章 田中恵土(たなかケイト)
今から8年前…4月
小学1年の時
俺は、一人で帰っていた途中で…
通りがかった高校生に、からまれた。
『金を持ってこい。
そうじゃなきゃ、メタメタにする』と
で…持ってきても、『足りない』とわめきだし
蹴り飛ばされ、頭を抱えていても蹴られ続けていた。
寺坂(ちくしょう…
大きくなったら、こんな奴等をぶちのめしてやる!
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!;(涙))
そんな時…
「まてぃ!!」
「あ!?」「なんだてめぇは!」
「悪に汚れた魂よ!この正義の拳で、浄化してくれる!!
我が名は正義の使者!ジャスティースッ!!(キラーン」
まず左手を腰に当てた状態で
右手の人差し指で高校生を差し
左手の甲を見せるよう構えながら
右手を前腕部のひじに当てながら構え
アクション仮面のポーズを取って叫び
最後に、左拳を天へと振り上げ
本人曰く『決めポーズ』しながら、
堂々と、塀の上に立って現れたそれは…
6歳のケイトだった;
寺坂「ただ英語で言っただけだろ!!;
つか、ひとんちの塀の上で何やってんだーっ!!!;(白目」
その頃から…
俺たちの関係は、何ら変わりはなかった;
「あ!?」
「ふざけてんのかガk
バキッ
ぶふあぁー!!」←吹っ飛ぶ
寺坂「拳じゃなくて蹴りじゃねぇかあああああ!!!!;」
そのツッコミを無視しながら
凄まじい速度で、高校生8人組を蹴散らした。
ケイト「ふっ。
悪党どもめ!
警察にお縄につき、これまでの行いを悔い改めよ!!
さあ!いけぇい!!」
そう、左手を振りかざすケイトだったが…
寺坂「気絶してんのに行動できるわけねぇだろ!!;」
ケイト「あれぇ?;(首傾げ」
当然、高校生たちは気絶しており、動けるはずもなかった…;
これが、最初の出会いだった…