第22章 期末の時間
それに皆が苦笑する中
殺せんせーは動じずに説明していた…
殺せんせー「一本減っても影響は出ます。
ごらんなさい。
分身を維持できず、子供の分身が混ざってしまった」
小さな殺せんせー分身が混ざった
渚「分身って、そういう減り方するもの?」
殺せんせー「さらに一本減らすと…
子供の分身がさらに増え、
親の分身が家庭のやりくりに苦しんでいます!」
ケイト「意味分からん!;」
「なんか、切ない話になってきた…;」
殺せんせー「さらに、一本。
今度は父親分身が蒸発し、
母親分身が女で一つで養わなくてはいけません」
『重いよ!!』
ケイト「何で重い話にするの!!;」
殺せんせー「触手一本、消失につき
先生が失う運動能力は約10%。
そこで本題です。
今回は、総合点の他にも
『教科ごと』に、1位をとったものに
触手を一本、破壊する権利を進呈します
これが、暗殺教室の期末テストです。
賞金100億に近付けるかどうかは、皆さんの努力次第です」
渚(この先生は
やる気にさせるのが、本当にうまい(微笑))
そうして…
勉強に身を入れることになったのだが…
昼休み
ケイト「…ちょっと行って来まーす」
茅野「珍しいね、買い食いかな?」
渚「いや。
ケイトちゃんに限って、それはないんじゃ?」
杉野「?何か、紙を見ながらぶつぶつ言ってたぞ?
暗記でもしてんのかな」
渚「もしかして…暗殺?」
顎に手を当て、考える渚に対し
茅野「そりゃないよ!^^
だって、ケイトちゃん嘘付けないし」
カルマ「あの手紙、今朝からずっと持ってるんだ。
何聴いても、教えてくれない
ってことは…
考えられるのは一つだよね?」
『!!』
渚「暗殺者からの、脅し?」
カルマ「そう考えれば、妥当だと思うんだよね。
だから俺は、今から後を追ってくる。
もし、何かあったらLineででも教えるから」
そう言いながら、カルマは去って行った。