第21章 ビジョンの時間
烏間「ああ。
近頃、ケイトを狙う輩が後を絶たない。
人質という手も考えられる可能性もある。
十二分に注意するに、越したことはないということだ」
その情報は…
暗殺者の動きが活発化していることだった…
殺せんせー「ぬるふふふふ。
私がそれを知った上で、何もしないとでも?」
烏間「ああ。
思わないだろうな…
だが…
確実に危険だということは
心掛けておいてほしい。…解ったな?」
中村「何言ってるの?烏間せんせー。
私たちが殺ろうとしているのは…
マッハ20で動く殺せんせーだよ?(微笑」
倉橋「そうそう!
その殺せんせーのマッハ20に負けないぐらい
効率が良くて、人間に可能な速い動きを
ケイトちゃんとから見て、学んでるんだから(微笑」
磯貝「烏間先生…
実は俺たち、ケイトから襲われた際の対処法を…
ざっと、500ぐらい教わっているんです。
あくまで可能性だけれど
やっておくには越したことはないって…」
前原「もうあれは500所か、2000じゃないか?^^;」
片岡「言えてる^^;」
寺坂「そういや、俺たちにも強引に教えてきたな」
村松「二度頷く)そうそう」
吉田「微笑)小さくて目立たない動きな」
渚「大きな動きをして発揮できる力を
より小さく、無駄のないフォームで身につけろって…
それは、人それぞれで違うけれど…
ちゃんと身につけるまで、付き合ってくれたんです」
茅野「だから多分、大丈夫だと思う^^」
三村「そうそう」
岡島「だから、心配することなんてないっすよ?」
そう、口々に話すE組の皆に対し…
思ってもみなかった反応に、しばし固まっていた…
矢田「でも、あんな風に
相手に、体ごと肘打ちを当てながら
その両足の後ろ側に足を回して
こけさせると同時に、確実にあてるなんていうやり方
普通はないよね^^;」
岡野「私、バック転で足で蹴りを入れながら
両手で地面に着地した時に
その両足の勢いを、円状に力の向きを変えて生かしながら
自身の両手を軸として
相手に両足回し蹴りを合計五回入れるやり方
教わっちゃった^^♪」
矢田「それ以上がまだ!?・・;」
そう、自然と話し合うE組…