第21章 ビジョンの時間
風月流零式…
グレートバーストモード!!
その言葉と同時に
始祖神の力が脈打ち、解放された。
古より、血と共に受け継いだ魂と共に…
ケイト「こういう感じだ」
『白い光以外、何も見えねぇ-よ!!;』
ケイト「とりあえず…
衝撃波を出せるほどのが壱式と言ったけれど…
100億以上の動きのパターンを身につけると共に
相手を効率よく、一瞬で気絶させる体術ってのは…
もう、ただの風月流でいいか;
ごめんな;
悩んで、違うこと言っちまって;」
渚「え?
別にいいと思うよ?」
ケイト「そうかなぁ;」
茅野「そうそう。気にし過ぎだよ」
カルマ「それより、体に不具合はないの?」
ケイト「全然。
むしろ、凄く密だから凄く楽なんだ。
発散を、強引に周囲にとどめているから
消耗する量が減るし…
あと、眠くなるのが無くなった。
自然の力を使ってたら、グーって奴。
ってのは置いといて。
ンと…カルマ」
カルマ「?何」
呼ばれたことで、傍に寄るカルマ
そのカルマの肩の上に
ケイトは、頭を乗せた…
カルマ「!?」
ケイト「ごめん…眠い…
不意打ちで、本当なら脳震盪起こしてて
普通ならそれどころじゃなくて…
十分…経ったら…
かなら…おき……」
カルマ「?ケイト」
ケイト「すー」
心配そうに顔をのぞくと見えたのは…
寝顔と、始祖神の力が収まった所だった…
カルマ「はぁ;
どこが安心していいんだか;」
寺坂「…こいつ、昔から無茶しかしなかったからな」
倉橋「へぇ。たとえばどんな?」
寺坂「…車にひかれだった猫助けたり
路線に落ちた人を、飛び降りて助けて、未然に防いだり
死に掛けてた鳥を治したり…
たまたま、山に遠足行ってた時
熊を素手で倒したこともあったな;」
『どれだけ凄いの!!??;』
そう反応されて、当たり前だった;