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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第21章 ビジョンの時間




「ぽっちゃりの原さんが今にも落ちそうだ」
「殺せんせー。原さん達を守る為に…」

寺坂「あいつ、ヘビーでふとましいからあぶねェぞ」

渚「助けなきゃ!」


磯貝「お前、ひょっとして…

今回の事、全部奴らに操られてたのか…?」

寺坂「あぁ、そうだよ。

目的もビジョンもねぇ、短絡的な奴は

頭の良い奴らに操られる運命なんだよ」


自虐的に寺坂は言った。だが


寺坂「だがよ…
操られる相手ぐらいは選びてぇ。

奴らはこりごりだ。

賞金持っていかれるんのもやっぱ、気に入らねぇ!


だから、カルマ。

てめぇが俺を操ってみせろや。


その狡猾なおつむで、俺に作戦与えてみろ!


完璧に実行して、あそこにいるのを助けてやらぁ!」


その言葉に少し笑みを浮かべ、カルマは言った

カルマ「いいけど、実行出来んの?

俺の作戦、死ぬかもよ?(微笑」

寺坂「やってやんよ。

こちとら、実績もってる実行犯だぜ(微笑)


それに…」

カルマ「何?」


寺坂「お前だけにケイトは任せたくねぇ」

カルマ「…悪いけど、俺が駆けつけた時にはいなかったよ?


それに…かすかだけど銃声が聞こえた。

あっちでも戦ってるんじゃない?」


寺坂「ああ。

だから、こっちもやられねぇ。


あいつが、そう簡単にくたばる玉とは思えねぇしな(微笑」


カルマ「じゃ…作戦伝えるよ(微笑」


そうして…


触手は水を吸い、真っ赤になっている殺せんせーに対し


シロ「さーて、とどめにかかろうイトナ」

シロがとりかかろうとした時、寺坂が川に降りてきた


寺坂「おい!」

シロ「寺坂君…」
寺坂「よくも俺をだましてくれたな!」

寺坂は怒ったように言い放つ


シロ「そう怒るなよ。

ちょっとクラスメイトを巻き込んじゃっただけじゃないか。

E組で浮いてた君にとっちゃ、ちょうどいいだろう?


なにしろ…私たちの狙いは

殺せんせーだけじゃなく、ケイトも含んでいるんだから」

そんな寺坂に、シロは言った。

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