第20章 水泳の時間
それから…
茅野「あーあ;
結局、暗殺できなかったね;」
渚「まあ…
あれだけ叫べばね;(汗」
ケイト「ごめん;
つい叫んじゃった;(ズーン」
渚「いや、そんなに落ち込むほどのことじゃないかと…;」
そうして…
休み時間…
場面が変わり、寺坂と村松
寺坂「なんだと?成績上がってよかっただと!?
村松、てめぇ!もういっぺん言ってみろ!」
寺坂は村松の襟元をつかみ、そう言う
村松「いや過去最高の順位でよ。
これというのもあのタコが開いた、
模試直前放課後ヌルヌル強化学習のおかげ」
寺坂「てっめぇ、あの放課後ヌルヌル受けたのか!」
村松「いやぁ…」
寺坂「ヌルヌルなんぞ、バックレようと3人で言ったべ!」
村松「でも、ヌルヌルするのとヌルヌルしないのとでは大違い…
ケイトがすすめるのも解るってもんで;」
寺坂「ヌルヌルうるせぇ!!」
そう叫びながら
村松を、木へと突き飛ばす寺坂
村松「だって模試一位だぜ、ケイト!;」
寺坂「成績欲しさにひよりやがって…裏切りもんが…」
寺坂はそう言い、その場から離れた…
寺坂(気に喰わねぇ…
どいつもこいつも、あのタコに取り込まれやがって…
居心地悪りぃ)
旧校舎に歩き、入りながら思う寺坂
そう思いながら、教室前まで来ると
誰かの大声が聞こえる
吉田「マジかよ!殺せんせー!」
寺坂が扉を開けると、
そこにはつるんでいた吉田が興奮したように騒いでいた
吉田「まるで本物じゃねぇかぁ!!(微笑」
そこにはバイクに乗る殺せんせーの姿があった
寺坂「なにしてんだよ、吉田」
顔を引きつらせながら、そう声をかけると
吉田「あぁ、寺坂…。
この前、こいつとバイクの話で盛り上がちまってよぉ。
うちの学校、こういうの興味あるやついねぇから…」
少し気まずそうに
殺せんせーを親指で差しながら、吉田は訳を話した…