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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第19章 覚醒




そんな中、檻にいた三人は…


茅野「ケイトちゃん!力を取って!!」

カルマ「ケイト、生きろ!」

渚「ケイトちゃん!

僕らの分まで戦って!!生きて!!!」


口々に、そう叫んだ



ケイト「!!」


その言葉に…

ケイトは思い出していた…


ソフィア「生きて…幸せになって^^」

遠く、空中で離れ行く車…


その中にいるソフィアが、呟いた言葉だった…


いつもの変わらぬ、優しい笑顔で…

自分を優しく抱えて投げた、両手を差し伸ばしたまま…


そんな情景が、脳裏によぎる


『さあ、どちらを選ぶ?

力か!?
親友か!?』


その直後

ケイトの前に


力と書かれた円(左)と

親友と書かれた円(右)が映った。


その円の後ろにいる親友と

凄まじい音を立てながら暴れる力と向き合う…


ケイト「皆…ごめんな…」


そう言い


とんっ


その音と共に、その円へ跳び…

しゃがみ込んで着地しながら、踏んだ…


三人『!!!』


その直後…

選ばれなかったものは、粉々に砕け散った…









茅野「何で…」

渚「ケイトちゃん…」


カルマ「何のために
ここまで来たと思ってんだ!?」


ケイト「ごめん…

私のために、来てくれたのに…


ごめんな…」


ケイトが選んだのは…

『親友』だった…



『…それでは、自ら死を選ぶか?』


ケイト「死なせないし、死なない。


私には…

どうあっても護らなければいけない、大事な親友がいる。


家族よりも、大事に想える

本当に、掛け替えのない大切な人達が…(微笑)


その親友を泣かせたくなんかはない。


だから…

自力で生き延びられるよう、全力で力を使う!!」


『それでも、できなかったら?』


ケイト「皆が居たおかげで

私は今、ここに立っている!


皆が居れば…

どんなことだってできる!!


今までだって、こうやって生きてこれたんだ!!


是が非でも生き延びてみせらぁ!!(微笑」

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