第19章 覚醒
ケイト「罠の数が多すぎる上に
やばいものまで混ざってるんだけど!?;」
『案ずるな。死ぬ前に拾う』
ケイト「ってことは傷はつくってか!?;」
カルマ「流石6つ目の試練。
一筋縄じゃ行かなさそうだね(微笑」
顎に手を当てながら微笑み、感心するが
ケイト「感心してる場合か!;」
ケイトにつっこまれるのだった…
そうして…
ケイト「ぜぇぜぇ;
あの斧はやばかった;」
カルマ「結構きつかったね;
でも、もうそれも
これを超えて、次で終わりだね(微笑」
そう言いながら、次の階の扉へと向き合う
ケイト「そうだな…(微笑)
7つ目の試練!クリアしてみせよう!!」
そう、左手を差し出すケイトに
カルマもまた微笑みながら頷き
その差し出された手を握ったのだった…
『次は、愛の試練だ』
ケイト「はい?;」
カルマ「二人でイチャイチャすればいいってこと?(微笑」
ケイト「そんな試練あるか!!;」
『一人でも欠ければ合格だ。
そうすれば、部屋の先にある扉は開く。
部屋にある穴に落ちろ。
ここまで二人で辿り着いたのは
お前達が初めてだ。
どうするかは、己が決めろ』
その直後…
ケイト「カルマ!私が落ちる!」
カルマ「ダメだよ。
それじゃ、何のためにここまで来たの?」
ケイト「でもっ!」
カルマ「そうやって、仲間割れさせるのが
この試練の目的なのだとしたら?」
ケイト「!…そうか…
愛ゆえに、相手のために動こうとする。
愛ゆえに、相手を落とすまいとする。
最終的に争い合うのが、このねらい目なのだとしたら…」
カルマ「だから…後は任せたよ(微笑」
そう考え込んでいる間に、その穴へ行き
カルマは…微笑みながら、跳んだ…
ケイト「かっ
カルマああああああああ!!!!!」
走って手を差し伸ばすも
あとわずかの所で、掴めず…
暗闇へ落ちて行った…