第19章 覚醒
カルマ「渚君は…
ケイトの命を、護りたかったんだよ。
力を手にいれなかったら…
ケイトが死ぬから。
そのケイトが、大事で仕方ないから!
ケイトは…
その想いを、無下にするつもり?」
ケイト「…ううん(首を横に振る」
カルマ「だったら、進まなきゃ」
茅野「うん…;
絶対、全部受かろう!!
そして、渚を助け出そう!!
気絶しただけなんだから
きっと失格ってことで、外に出されてるだけだよ!!」
ケイト「頷く)うん!
確かに、死んだって感じはしないし!(微笑」
カルマ「ただ
消滅したってだけかもしれないけどね」
ケイト「ズーン)私のせいで;(いじいじ」
茅野「カルマ君!!;
折角立ち直りかかってたのに!!;(汗」
カルマ「ごめんごめん。
簡単に引っかかるもんだからさぁ^^」
それに満面笑顔で舌を出すカルマ
だが…
ケイトのそれには、確証はあった…
神は、言った言葉を護る。
一回でも『気絶』した方が=死なないと…
そうして、新たに扉が出来
そこから、次の試練へと進んでいった…
『仲間の屍を踏み越えて進む気分はどうだ?』
ケイト「ギリッ!)何言ってやがる…
本当の意味で死んじゃいない!!
試練的な意味合いで死んだだけだ!!
本当に死んじゃいない!!
野生の中で築き上げられた
この本能は、絶対にはずさない!!」
そう叫ぶケイトに対し…
少し黙って、扉の前に立つのを待ってから言った。
『次の試練、気力の試練。
この先の部屋の中から
これと全く同じものを探してみせろ。
制限時間は、10分だ』
その直後、一つのカギが降ってきた。
『このカギは使えん。
部屋の中にある鍵を使って、扉を開けるように』
ケイト「うわぁ。
こんなに小さいんだ;」
カルマ「小さい方が探しやすいよ(微笑」
そう言いながらカルマは扉を開ける…
すると…
そこにあったのは…
三人『カギの山!!!??;』
キラキラと眩いばかりの輝きを見せる
カギが積もりに積もった山だった…;