第19章 覚醒
ゴゴゴゴゴ
茅野「開いた!^^」
渚「ねえ、58代目だったんじゃ;」
ケイト「あー。
実は…
武術を受け継がないって道に進んだ人もいて;
極秘裏文書を読んでから、後で気付いたんだ;
間違った情報を教えてごめん;(お辞儀」
カルマ「つまり85-58=27人は
格闘術を受け継がなかったから
風月流当主として認められなかったってこと?」
ケイト「そういうことになるね;
その間の人たちは、祖父だったり
祖母とかに教わることもあるんだって」
渚「ねえ、この紋章って何を表わしてるの?」
ケイト「ん?
小さい時、伝承から言うと
『全てが繋がり、一つとなっている』
ってことを表してるんだって」
三人『へえ』
ケイト「…『知』って言ったって
何もなかったら、何もしようもないよね;
何か考えて、動けって事なんだろうけれど…」
扉の中、そこには…何もなかった
ケイト「ん…
こっち、少しだけおかしい。
見た感じ、壁の紋様が僅かだけど違う」
茅野「なんか…
間違い探しと、照らし合わせみたいだね;(汗」
渚「うん」
カルマ「というより
さっきのは力っていうより運でしょ」
『戦わずして勝つ。
これもまた、力がなせる技。
それ故、合格とした』
カルマ「なるほどね」
そう納得する中
ケイト「これだ!
四角形のスライド式に、紋様を動かせられる!」
そう言いながら
ケイトは即座に、周囲と全く同じ紋様にさせ
扉となったそれを、開かせたのだった。
茅野「ほえ~。
さっすが、IQ360以上…」
カルマ「やるねぇ(微笑)
流石、俺の惚れたケイト」
渚「次の試練って何だろうね?(微笑」
なぜか、遠足気分になりながらも
嬉しそうに微笑み、進んでいく四人。
そこに待ち受けるものがなにかも知らぬまま…
進んでいったのだった…
そこで一人…
居なくなることを知らぬまま…